レビュー

空気の力で服の臭いや汚れを落とす衣類エアウォッシャー「RACOOON」を使ってみました


1分間に700回の振動で汚れを落とす手のひらサイズの洗濯機「COTON」を販売しているハイアールアジアが新たに発売したのが、空気の力だけで服の除菌・消臭を行うという衣類エアウォッシャー「RACOOON」です。一般販売前にRACOOONの実機を借りることができたので、実際に「水を使わず空気で洗う洗濯機」の実力を試してみました。

Racooon(ラクーン) 空気で洗う。洗濯機|AQUA(アクア)
http://aqua-has.com/racooon/


RACOOONが巨大な段ボールに入って編集部に到着。


段ボールの中には、RACOOONが分解された状態で入っていました。


◆組み立て
RACOOONを使ってみるべく、まずはハンガー台から組み立てていきます。支柱4本のうち上部にネジがついている「支柱A」2本をハンガー台ベースに差し込み、時計回りで止まるまで回し込みます。


支柱継手の突起がある方を背面にして……


支柱Aの上部に差し込みます。


支柱継手に「支柱B」2本を差し込んで、止まるまで回し込みます。


続いて衣類袋かけとネジを取り出して……


支柱のてっぺんに差し込んで、ネジで締めて固定します。


これでハンガー台は完成。


次に本体を取り付けます。ハンガー台ベースにはガイドが4カ所ついているので……


ガイドに合わせるように、本体をベースのやや左寄りに置いてから右側へスライドさせます。カチッと音が鳴って本体がベースに固定されたらOK。


次は衣類袋を取り付けていきます。本体カバーのくぼみに指をかけてまっすぐ上に引き上げて取り外します。この本体カバーは後ほど使うので、箱にしまわずに置いておきます。


衣類袋を取り出して広げます。表はこんな感じ。


裏面は以下のようになっています。


裏面上部に差込口がついているので……


ハンガー台上部に取りつけた衣類袋かけの突起部分に差し込みます。


カチッと音が鳴ったらOK。衣類袋が落下する原因にもなるので、部品同士はしっかり差し込んでおく必要があります。


続いて、衣類袋のチャックを上まで開きます。


先ほど取り外した本体カバーを……


衣類袋上部の突起にはめ込みます。本体カバーの裏には丸い穴が2カ所空いているのですが、奥側の穴にはめ込めばOKです。


最後に、衣類袋下部のダクトを本体に取りつけます。


へこみと突起が合うようにまっすぐ差し込んで……


時計回りに回転させてダクトを固定します。


電源アダプタを本体とコンセントに接続すれば、RACOOONを使う準備が完了です。


組み上がったRACOOONはこんな感じ。


◆消臭モード
RACOOONには「消臭モード(30分、2時間、4時間、8時間)」と「フレグランスモード(10分)」という2種類のモードが搭載されています。

「消臭モード」を使うには、除菌・消臭したい衣類を付属のハンガーにかけて、衣類袋の内側のハンガーフックにひっかけます。今回はスーツの上着を使って消臭モードを試してみます。


衣類袋のファスナーを下までおろして、ファスナーの先についているオゾン漏れ防止キーを本体右側の差し込み口に回し込みます。このキーが正しく差し込まれていない場合は運転が始まらないようになっています。


操作ボタンは本体右側にまとめられていて、一番下の電源ボタンを押すと、電源ランプとタイマーLEDの「8」が点灯。


タイマーボタンを押すと、稼働時間を30分・2時間・4時間・8時間の4つから選択可能。8時間コースを選択すると衣類の除菌も行われます。今回は30分の「クイック消臭」を選択しました。


スタートボタンを押せば消臭モードで運転が始まります。


RACOOONの運転中の様子は以下のムービーから確認できます。

衣類エアウォッシャー「RACOOON」の動作音はとても静か - YouTube


運転中は本体から空気が送られて、衣類袋がぷくーっとふくれた状態になります。稼働音は非常に静かで、側で作業していても音はあまり気になりません。テレビを見たり音楽を聴いたりしているとほとんど稼働音に気づかないくらいでした。


30分経つと「ピーピー」と音が鳴り、自動で運転が止まります。スーツを取り出してみると、汗や湿気のイヤな臭いが取れていて、クイックモードでも十分に消臭効果を実感できました。RACOOONは「強い酸化力をもつオゾン(O³)の力で雑菌や臭いを分子レベルで元から分解して衣類を除菌・消臭していて、発生したオゾンはすぐに酸素(O²)に戻るため残留性がなく、水や薬剤を使わないエアウォッシュを実現している」とのこと。


◆フレグランスモード
続いて、好みの香水を使って服をほのかに香らせることができる「フレグランスモード」を試してみます。フレグランスモードには付属の「香りケース」を使用。


まず、コットンに香水を適量吹きつけます。だいたい3プッシュくらいが目安とのこと。


香りケースのフタを開けて、香水をしみこませたコットンを設置します。


衣類袋下部に、ダクト穴の突起とケースの突起が重なるようにナナメに取りつけます。


ケースを手前に回転させて、ダクトとケースが固定されたらOKです。


香りをつけたい服を衣類袋内のフックにひっかけます。今回は薄手のシャツを使用しました。


電源ボタンを押した後、操作パネル上部のフレグランスボタンを押します。


スタートボタンを押せば運転開始。消臭モードと同様に、運転中の動作音は非常に静かで、運転終了後は「ピーピー」と音が鳴って自動で停止します。


フレグランスモードを使ってみたところ、シャツからはかすかに香水の香りがして、半日程度はシャツについた香りを楽しめそうでした。ただし、香水をコットンに多めに吹きつけると衣類袋自体に香りが染みついてしまうため好みの香水を毎日使い分けるというのは難しそうで、コットンに吹きつける香水の量を調節するのにかなり慣れが必要そうだと感じました。


RACOOONの主な仕様は以下の通りです。

電源:100V 50Hz/60Hz 16W
重量:約8kg
サイズ:高さ1670mm×幅700mm×奥行375mm
電源コードの長さ:約1.8m
除菌・消臭方法:オゾン
運転時間:フレグランスモード10分/消臭30分、2時間、4時間/除菌・消臭8時間
除菌効果:99.0%(試験依頼先:(財)日本食品分析センター/試験方法:寒天平板培養法/除菌方法:オゾン/試験結果:99%以上の除菌効果)
付属品:衣類カバー、ACアダプタ、香りケース、ハンガー台座、ハンガー

なお、RACOOONはハイアールアジアのオンラインストア「A by A.com」にて販売中で、価格は税込8万4240円。発送日の目安は3日程度となっています。

衣類エアウォッシャー「RACOOON ラクーン | A by A.com
http://abya-store.com/products/detail.php?product_id=113

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