ウェブブラウザ上で複数人で同時に歌を歌うためのシステム「Bucket Brigade Singing」が開発中
新型コロナウイルスの流行拡大を防ぐため、日本を含めた世界各国でソーシャルディスタンスの維持が叫ばれた結果、「大勢が1カ所に集まって一緒に歌う」ということがやりにくくなってしまいました。しかし、インターネットを通じて他人と一緒に歌を歌うためのウェブアプリ「Bucket Brigade Singing」がエンジニアのJeff Kaufman氏によって開発されています。
Bucket Brigade Singing
https://www.jefftk.com/p/bucket-brigade-singing
Bucket Brigade Singingは自動で割り振られたメールアドレスを参加者で共有し、Googleカレンダーにインスタンスを作成することで、複数人で同期することが可能です。最初にまずヘッドホンを使用しているかどうかを聞かれます。今回は「No」をクリック。
使用可能な有線ヘッドホンがあるかどうかを尋ねられるので「No」をクリック。
ヘッドホンがなくてもBucket Brigade Singingを使うことは可能ですが、ヘッドホンがあればノイズが軽減されるとのこと。「Get Started」をクリック。
名前と入力デバイスを設定して「Start」をクリックすれば、セッションがスタート。
画面上では定期的に遅延が計測されます。遅延は時間によって変化しますが、5ミリ秒とほぼ遅延がない状態が維持されることもあり、一緒に歌う分にはまったく問題ありません。
Bucket Brigade Singingは、ChromeやOperaなど、Blinkベースのブラウザのみで機能するとのこと。Kaufman氏によれば、Bucket Brigade Singingは遅延を最小化することで動作するシステムではなく、「遅延を絶対的に予測可能なものにして、それに適応させる」ことで動作するそうです。
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