無料&IFTTTやZapierよりもウェブサービスの連携を作り込める「Integromat」レビュー

ウェブサービス同士を連携できる「IFTTT」がが無料プランの利用制限を発表してから、サービスの移行先を探している人は少なくないはず。無料で利用できる連携サービス「Integromat」を使うと、条件分岐などを設定しながらIFTTTと同じようにウェブサービスを連携させることができます。
Integromat - The glue of the internet
https://www.integromat.com/en/
まずはトップページにアクセスし、アカウントを作成します。ユーザー名、メールアドレス、パスワード、国を入力し「Sign up for FREE」をクリック。

入力したメールアドレス宛に認証メールが届くので「Verify my email address」をクリックします。

メールアドレスとパスワードを入力して「SIGN IN」をクリック。

勤め先や職種、利用目的などを尋ねられるので、それぞれに回答して「CONTINUE」をクリック。

Integromatの画面が表示されました。

Integromatでは1つのワークフローを「シナリオ」と呼びます。さっそくシナリオを追加するため「Create a new senario」をクリック。

連携可能なサービスはかなり豊富。今回は「Gmailで受信したメールの添付ファイルをZIPファイルに圧縮し、Dropboxに保存する」というシナリオを作成します。

検索ウィンドウに「Gmail」と入力するとGmailのモジュールがヒットするのでクリックして選択します。

モジュールが白枠で強調されているのを確認して「Continue」をクリック。

ここからGmailのモジュール設定を行っていきます。

まずは新着メールを監視するためのモジュールを作成するので「Watch emails」をクリック。

「Add」をクリックし、Googleアカウントとの接続名を設定して「Continue」をクリックします。

Googleアカウントにログインし、権限を確認して「許可」をクリック。

「Folder」で監視対象のメールボックスを、「Criteria」で監視対象のメールを選択し「OK」をクリック。

モジュールを作成した直後から監視を始めたい場合は、デフォルトの「From now on」を監視スタートのタイミングとします。

これでモジュールがひとつ作成できたので、処理を引き継ぐモジュールを作成していきます。

「添付ファイルを複製してDropboxに送信する」という流れなので「Iterate attachments」を選択。

処理元のモジュールはそのままで「OK」をクリック。これで添付ファイルの複製を行うモジュールの作成は完了。

続いて添付ファイルをZIP形式で圧縮するモジュールを作ります。「Add another module」でGmail以外のモジュールを検索します。

「zip」と検索するとヒットする「Archive」モジュールを選択。

圧縮ファイルを作成する「Create an archive」をクリック。

処理元のモジュールを添付ファイルを複製する「Gmail - Itarate attachments」とし、圧縮ファイル名として利用する項目を選択して「OK」をクリック。ここでは圧縮ファイル名にメールの件名を利用する「1. Subject」を選択しています。

最後にDropboxのモジュールを作成していきます。「Dropbox」モジュールを選択した後、圧縮ファイルをアップロードするための「Upload a File」をクリック。

Gmailと同じようにDropboxのアカウントにログインし、圧縮ファイルの保存場所を選択して「OK」をクリック。これでシナリオの作成は完了。

画面左下の「Run once」をクリックし、動作を確認します。

処理が正常終了したモジュールは、モジュール名が緑色に変化します。

虫眼鏡ボタンをクリックすると、処理の内容を確認することができます。

Dropboxを確認すると、「テストメール.zip」というファイルが保存されていました。きちんとシナリオを作成することができていたようです。

あとはシナリオの実行スケジュールを設定するだけ。「Run scenario」に「At regular intervals」を選択して「Minutes」に「15」を選択。無料アカウントで設定可能な最小更新間隔の15分間に設定しています。

画面左下の「SCHEDULING」を「ON」にして保存ボタンをクリック。これでシナリオを保存し定期実行することができました。

IntegromatはIFTTTなどと比較して、条件分岐などの設定を作り込める点がポイント。処理を反復する「Repeater」や、条件によって処理を複数に分岐する「Router」などを利用して、複雑なシナリオを作成することができます。

また、シナリオの実行状況を確認できる「Dashboard」や……

シナリオのひな形を集めた「Templates」などを利用可能。

他にもIntegromatでは、Webhookによる連携や、スマートフォンなどのデバイス管理、データを保存するためのデータストアといった機能を利用することができます。対応しているサービスについては以下のページで確認できます。
Apps & Services | Integromat
https://www.integromat.com/en/integrations
なお、無料版では有効にできるシナリオ数は2つ、処理回数は1000回/月、データ転送量は100MB/月に制限されています。
Pricing | Integromat
https://www.integromat.com/en/pricing
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