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iPhoneをも粉砕するあの強力ミキサーで邪魔な「岩塩プレート」を完全破壊し「塩」にできるかどうかやってみた


「お肉を遠赤外線でおいしく焼ける」「岩塩から良質のミネラルが溶け出す」という岩塩プレートを発見し、速攻で使ってみたところ、実際に絶妙な塩加減&焼き加減ののステーキが完成することが判明したのですが、困ったのが使用後の処理の仕方。原料はヒマラヤピンクソルト&重さ1.7kgもあるので捨てるのがもったいない……と持てあましていたのですが、思い切ってiPhoneをも粉砕可能なBlendtecのミキサーで破壊できるのか、試してみることにしました。

これがその岩塩プレート。使用後にどう処理すべきかわからず、冷凍庫で眠ったままになっていたのでした……。


直火にさらしたため熱によって表面にヒビが入っています。


厚みは2cm。重さは実測で1700gほどです。


手に持ってずっしり感じる重さ。塩なのでもちろん食用可能で、砕けばバスソルトとして使う方法もあり、「このまま捨てるのはもったいないな……」と思いつつも、あまりの頑丈さに「どうやって砕けばいいのか?」となかなか処理できずにいました。


しかし、そんな時に気づいたのです、食器棚の上にある、iPhone(2013年:iPhone 5c全色と5sゴールドをミキサーに入れるとどうなるか)・iPad(2010年:発売されたばかりのiPadをミキサーで破壊)・Apple Watch(2015年:発売直後のApple Watchを速攻で粉砕)など歴代のApple製品をことごとく粉砕してきた恐るべきパワーを秘めたミキサー「Blendtec」が編集部に存在しているという忌むべき事実に……!


ということで食器棚の上に封印されて眠っていたBlendtecを引っ張り出してきました。


これが本体。


付属のレシピ集にはスムージーなどのおいしそうなレシピが載っています。なお、Blendtecは社長が自らiPhoneApple Watchを粉砕するムービーを公開していますが、取扱説明書には「食品以外をミキサーにかけないでください」と注意書きがあります。ただし岩塩プレートはそもそも食塩なので、問題ナシ。


さっそくBlendtecで岩塩プレートを破壊していきたいところですが、そもそも岩塩プレートは一辺が19.5cm~19.8cmあるのでこのままではそもそも論として容器に入りません。


角度を変えても無理。歯が立ちません。


ということでまずは、ある程度のサイズまで岩塩プレートを砕くところからスタート。エプロンや軍手はもちろんですが、塩が飛び散る可能性があるのでゴーグルも着用。


こんなこともあろうかとGIGAZINEのサーバーを日頃から死守している技術部や社内のいろいろをつかさどる総務部にはハンマーやスクレーパーがなぜか常備されているので、借りてきました。準備万端、用意完了。


熱したことによっていくつか岩塩プレートにヒビが入っていました。確かゲーマーの格言として「相手の弱みは徹底的に叩け」というのがあったはずなので、集中的に打撃を加えていくことに。すると……


3回ほどハンマーでたたいたところであっさりと割れました。


ヒビが入っているところに衝撃をあてると、いとも簡単に砕けていきます。


ただしヒビのあまりないところはかなり頑丈で、ガンガンたたいても全くビクともせず。できるだけヒビが入っているところを見つけてて刃を立てるか、岩塩の目を見極めて地道に砕いていくほかありません。


ヒビの間はかなり汚れていました。なのでゴシゴシと拭いてやって……


こんな感じに。


くぼみに汚れが入りこんでいる時はゴリゴリ削ります。


しっかり洗ってあげると、何かの原石のようにきれいに光り出しました。


きれいにした岩塩をさらにガンガン砕いて3~4cmほどの塊に。


これをBlendtecの中に入れて……


準備完了。


しっかりフタを閉めて……


「スムージーモード」をポチッとな。


実際にスムージーモードで岩塩を破壊する様子は以下のムービーから確認できます。ものすごい音を立てて回転する刃、フタをしっかり抑える手にもビシビシ振動が伝わってきて「このまま容器が割れるのでは……」と不安になるほど。

「Blendtec」のスムージーモードで岩塩プレート破壊してみた - YouTube


スイッチを押した瞬間、岩塩が容器の中で跳ね上がります。


グォォォォォーーというモーターの音と共にガチャガチャガチャッと岩塩同士や岩塩が容器に当たる音が響き、まるで工事現場のよう。


しばらくすると岩塩が砕けて粉っぽくなってきました。


さらに時間が経過すると容器内で粉が舞い上がるようになり……


スムージーモードが自動停止すると粉が容器下部に落ち着きました。


スムージーモードが自動停止したあと、フタの裏側には粉塩が……。あれだけぴっちり密閉を保ったはずなのに、わずかな隙間から煙のように出てしまうほど細かくなってしまった模様。


フタを開けた時の様子は以下のような感じ。

Blendtecで破壊した岩塩はこんな感じ - YouTube


中身を取り出してみました。


粗塩が完成するイメージだったのですが、驚くほどに粒子の小さい粉塩が完成しています。ただ小麦粉とは少し手ざわりが違って、混ぜると「サク、サク」という独特の手応えを感じました。


粉塩はふわふわと舞うため、容器からフライパンに移す際にこぼれてしまいましたが、粗塩どころではない細かさ。


あまりにもハイパワーで粉砕されすぎてしまい、「なんか思ってたのと違ってきたぞ……」という結果に。粗塩を作るべく、今度は大きめの塊を、押している間だけモーターが稼働する「PULSE」モードでミキサーにかけてみます。


30秒ほどミキサーにかけてから中身を取り出してみると、スムージーモードで粉砕した1回目よりは粒子が細かく、粉状のものと粗塩っぽいものが混ざった状態でした。また1回目は粒子が小さいため白色に近かったのですが、今回は粒子が大きめなのでちょっとピンクがかって、お店で売っている「ヒマラヤの塩」に近い見た目です。


ただし岩塩は砕けるのではなく端から削れていったようで、かなり塊が残りました。やはりある程度はハンマーで砕いてからミキサーにかける必要があります。


……ということで、計4回、砕いた岩塩をミキサーにかけることで全ての岩塩を粉砕。

ミキサー「Blendtec」で厚さ2cmの岩塩プレートを破壊してみた - YouTube


お皿に盛ってみるとかなりの量です。これを盛り塩にしてもヨシ、バスソルトにしてもヨシなのですが……


今回は卵白を用意。


これをBlendtecにかけると……


ある程度泡立ちました。


元岩塩プレートの塩の山に卵白をいれて……


まぜまぜ。


そしてお肉を用意します。


塊の牛肉と……


鶏モモ肉


豚バラ。


ハーブをまぶして……


めったに得られない大量のヒマラヤピンクソルトを使って塩竃焼きを作っていくことに。アルミホイルの上に塩と卵白を混ぜたものを敷き、その上にお肉をドーン。


塩卵白で完全に包んで……


200度に保ったオーブントースターで30分焼きます。オーブントースター自体の設定限界が25分だったので、25分が経過した時点でさらに間髪入れず5分を追加することで実現。


時間になり、塩竃焼きを取り出すと……


ほんのり表面に焼き色がついていました。


焦げ目が薄かったので「これで本当にお肉に火が通ったのか……?」と不安だったのですが、塩をたたき割ってみると、肉と塩の間に隙間ができており、熱で肉が縮んだことがわかります。ハーブとお肉が混ざり合った信じられないほどの良い香りが部屋に充満します。


やや小さくなった牛肉を取り出して……


カットすると、じゅわっと肉汁が。食べてみたところ、強いハーブの香りと塩気がお肉に染みこんでいて、「ここにご飯を!!」と叫びたくなる仕上がり。ステーキを堪能するために購入した岩塩プレートですが、塩竃焼きとしても肉のおいしさを最大限に引き上げてくれます。


同様にアルミホイルの上に塩卵白を敷いてハーブをたっぷりまぶした豚バラ肉をのせ……


さらに塩卵白で包んでいきます。


焼き上がったものがコレ。2度目の焼き入れだからか牛肉の時よりもいい感じの焼き目がついています。


豚バラ肉を塩釜から取り出して食べてみたところ、豚バラも肉と脂の旨みが引き出され、お酒のアテにもぴったり。この豚バラ肉でチャーハンを作成したところ、大量のご飯にもかき消されない、肉が主役のチャーハンとなって最高でした。


鶏肉についても……


これでもかというほどヒマラヤピンクソルトをたっぷりまぶしていきます。


うっすらとピンク色の塩の塊が……


焼き上がるとこんな感じ。


塩竃をバラバラに破壊して鶏肉を取り出します。


鶏モモ肉は水分が多いためか他2つに比べて塩気が強くなってしまいました。とはいってもヒマラヤの岩塩は口当たりが比較的マイルドなので、塩の味一辺倒にならず肉のうまみも引き出しています。大量のヒマラヤピンクソルトを手に入れる機会はなかなかないものですが、岩塩プレートでBBQパーティーをした後は、シメに塩竃焼きをするというオプションがつくため、一つで二度楽しめてお得です。


……ということで、GIGAZINEではこんな感じで製品のすごさを実験して確かめたり、新たな活用法を編み出したりと、さまざまな記事を書いています。記事広告の作成も行っていますので、「どんな記事広告が作成可能か?」「どういうプロセスになるのか?」「価格はどのくらいか?」などは、以下のウェブサイトから確認可能です。

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in レビュー,   動画,   広告, Posted by darkhorse_log

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