新型コロナを予言していたかのような「パンデミック後の隔離生活」を描いた映画「DOMAIN」
「致死性のウイルスが人類の大部分を一掃した後、生き残った人々は地下シェルターで隔離生活を送ることになる。生存者たちはビデオ映像でつながることで絆を深めるが、生存者が1人また1人と姿を消していき……」というSF映画「DOMAIN」は2016年に公開されました。まるで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予言していたかのような内容で、隔離生活の中で何が人を狂わせるのかをひしひしと感じられます。
DOMAIN - Official Site
http://domainthemovie.com/
DOMAINの予告編は以下から見ることができます。
DOMAIN - Teaser Trailer - YouTube
「SURVIVAL TECHNOLOGY」という文字が画面に浮かびあがり……
現れた女性。「こんにちは、私は生命サポートシェルター『LSB 300』のデザイナーです」
「あなた方は、サハラ・インフルエンザを生き残った幸運な人々です」という言葉と共に映し出されたのは、空間の限られたシェルターの中で体を動かす人々。家具を利用したり……
機器を用いたり。
力なく座る人もいます。
わずかな水でシャワーを浴びて……
食事はプロテインパウダーのようなものを水に溶かす形。
完全栄養食の「ソイレント」っぽいもののようです。
シェルターには人を最大70年間生かすための備えがあり、朝・昼・夜の様子は壁にイメージ映像として流されます。
孤独に過ごす人々。
しかし、そんな中でも、人々は映像を通してコミュニケーションを取ることで、なんとか日々のつらさを乗り越えます。
部屋にはいくつものディスプレイが並び、それぞれのシェルター内部の様子を互いに見ることができるようです。この通信システムは、人々の孤独を和らげるための「ドメイン」と呼ばれるもの。
しかし、徐々に部屋の中で異変が起こり出します。
画面を見ていた女性は……
自分が「見られていること」を気にしだした様子。
画面の向こうに挑発を行ったり……
怒りや悲しみの衝撃を浮かべ出します。
ふさぎこみ……
ドメインを破壊しようとしたり……
ケーブルを切断する女性も。
勢いよく流れ込んでくる白煙。
首をつる男性。
血だらけの男性と……
途切れる通信。
開発者の女性は……
「人類の命は私たちにかかっています」という言葉で映像を締めくくりました。
「DOMAIN」はAmazon Prime Videoで配信中。DVDも販売されています。
Amazon.com: Watch Domain | Prime Video
Amazon.co.jp: Domain [DVD]: Britt Lower, Ryan Merriman, Nathaniel Atcheson: DVD
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