レビュー

表示色を70色から自由に選択可能&電波で常に正確な時刻を表示してくれるセイコーのデジタル時計「DL307W」レビュー


目覚まし機能付きの時計のアラームで目を覚ます人は多いはずですが、もし時計が狂っていたらその日のスケジュールがズレてしまう危険もあるため、寝室に置く時計はできるだけ高性能なものをチョイスしたいもの。セイコーのデジタル電波時計「DL307W」は時刻の誤差を自動修正してくれるのはもちろん、表示色を70色から選択可能&温度や湿度も表示してくれるデジタル時計となっています。

DL307W | シリーズC3 | セイコークロック株式会社
https://www.seiko-clock.co.jp/product-personal/digital/seiko-series-c3/dl307w.html

DL307Wが収められた箱の中には本体、取扱説明書、ACアダプター、ボタン型電池が入っていました。


DL307Wは横幅が約17cm、高さが約6cm、奥行きが約5cmというコンパクトなサイズ。


iPhone 11と比較するとこんな感じ。


横から見ると薄さがよくわかります。


重さはACアダプター抜きで182g。


正面には液晶があり、上部にはスヌーズボタンがあります。


裏には電源のオン/オフや各種設定に用いるボタンがズラリと並んでいました。側面から飛び出ているのは、充電用のACアダプターを接続するケーブルです。


裏面はこんな感じで、ボタン型電池を入れるふたがあるのみで、滑り止めはありません。


DL307Wの使用を開始するには、まずボタン型電池を入れる必要があります。裏面のふたにある溝にコインなどを当て、ふたの矢印が「OPEN」の矢印と合うまで回して開き……


付属のボタン型電池をセット。ボタン型電池の規格は「CR2032」で、サイズは外径20.5mm、高さ約3.2mmとなっています。


ふたを閉めます。


続いてACアダプターをコンセントに挿して……


本体と接続すればOK。


これでディスプレイがつきましたが、表示されている時間は正確ではありません。DL307Wは電波修正機能を搭載した電波時計であり、時刻およびカレンダー情報をのせた標準電波を受信して自動的に時刻を修正してくれます。日本では情報通信研究機構(NICT)が運用している時刻情報をのせた標準電波が、福島送信所(40kHz)または九州送信所(60kHz)の2カ所から送信されており、DL307Wはいずれか受信しやすい電波を自動的に選択して受信するとのこと。


最初に電源と接続した際には、本体の裏にあるリセットボタンを細長いものの先端で押し、電波を受信する必要があります。


リセットボタンを押すと、画面に「E」マークと波型の図形が表示され、電波の受信が始まりました。波型の図形が短い場合、電波の受信状況がよくないという意味なので……


設置場所を窓際に移すか、電波の受信時だけ窓際に持って行くなどするとスムーズに時刻の設定ができます。試しにDL307Wを窓際に持って行くと、さっそく電波の受信状況を示す波型の図形が長くなりました。


数分ほど待機していると、ある時点でいきなり画面表示が切り替わり、正確な現在時刻が表示されました。


画面には現在の温度や湿度、月日まで正確に表示されています。カレンダーは2099年12月31日まで対応しており、うるう年などによる調整も不要だそうです。


なお、電波が受信できない場合は、裏側の「時刻/日付合わせ」と記されているボタンを2秒以上押し続けると、時刻を手動で設定することが可能。設定時は左側の「進む」「戻る」ボタンを押して時刻を合わせます。


DL307Wはリセットボタンを押して時刻設定が行われた後、表示色がグラデーションで連続的に変化します。


表示色は全部で70色とのこと。


画面の表示色がグラデーションで次々に変わっていく様子は、以下のムービーを見るとよくわかります。

セイコーのデジタル時計「DL307W」の色鮮やかな70色グラデーション - YouTube


表示色を固定したい場合は、裏側の「色調整」と書かれた部分にある「グラデーションON/OFF」ボタンを押せばOK。


これでボタンを押したタイミングで表示されていた色に固定され、グラデーションが終了します。もう一度「グラデーションON/OFF」ボタンを押すと、グラデーションが再開します。


また、「グラデーションON/OFF」ボタンの右側にある「進む」「戻る」ボタンを押すと、表示色が1つずつ切り替わります。


表示色が多いため数回ほど押しただけだと色が変わったことが実感しにくいですが、10回以上押しているうちにだんだんと表示色の変化がはっきりしてきます。


また、裏側の「明るさ」スイッチをスライドさせることで、画面表示の明るさを「強」「中」「弱」の3段階で調節可能。


実際に明るさを変更してみた様子は以下のムービーを見るとわかります。

セイコーのデジタル時計「DL307W」は明るさを3段階で調節可能 - YouTube


本体裏側の「進む」または「戻る」ボタンを押すと……


アラーム時刻の設定が可能。鳴らしたい時刻に設定し、5秒間ボタンの操作を行わずに放置すれば時刻が固定されます。


裏側にあるスイッチを「ON」にすると、設定した時刻にアラームが鳴ります。


DL307Wでどのようなアラーム音が鳴るのかは、以下のムービーを見るとわかります。なお、アラームは5分鳴り続けると自動的にストップするとのこと。

セイコーのデジタル時計「DL307W」のアラーム音はこんな感じ - YouTube


なお、アラームはスヌーズ機能付きであり、上部のボタンを押しただけでは5分後に再びアラームが鳴ってしまいます。スヌーズを鳴らしたくない場合は、本体裏の「ON/OFF」ボタンをOFFにすればOK。


実際にDL307Wを自宅のベッドに置いてみると、本体がコンパクトなため、すでにいろいろなものが置かれている状態でもすんなり設置できました。


「DL307W」は全国の家電量販店などに加え、ヨドバシ.comなどの各種通販サイトで購入可能。記事作成時点では税込5390円となっていました。

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by log1h_ik

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