Appleがソーシャルディスタンスを保ったまま集団自撮りできるようにするためのソフトウェア特許を取得
新型コロナウイルス対策として社会的距離(ソーシャルディスタンス)を保つことが求められる中で、Appleが「ソーシャルディスタンスを保ったまま集団自撮りが可能になるソフトウェア」の特許を取得したと、Appleの特許関連情報を取り扱うPatently Appleが報じています。
Apple wins Patent for Creating Synthetic Group Selfies - Patently Apple
https://www.patentlyapple.com/patently-apple/2020/06/apple-wins-patent-for-creating-synthetic-group-selfies.html
Apple granted patent for software that would let you take socially distant group selfies - The Verge
https://www.theverge.com/2020/6/7/21283143/apple-patent-software-social-distant-group-selfies
Appleが特許を取得した「ソーシャルディスタンスを保ったまま集団自撮りが可能になるソフトウェア」は、グループでの自撮り撮影に参加するように他人を招待することが可能で、ソフトウェアが複数人の自撮りを「あたかも全員で一緒に撮影したかのように」合成してくれるというもの。なお、この技術がどの端末で利用可能になるのかは、記事作成時点では不明です。
特許出願によると、仮想的なグループ自撮りが可能になるこの技術は、静止画だけでなく動画やライブストリーミング技術を用いて合成することも可能です。撮影後、ユーザーは元の「自分1人の自撮り写真」と「合成された複数人でのグループ自撮り写真」の両方を端末に保存できます。なお、生成されたグループ自撮り写真は、自身の配置を変更したり、自分の写真を別のものに変更したりすることも可能です。
Appleが「ソーシャルディスタンスを保ったまま集団自撮りが可能になるソフトウェア」に関する特許を出願したのは2018年のことで、特許権を取得したのは2020年6月2日であるため、2020年に入ってから世界的に猛威を振るうようになった新型コロナウイルスの影響を鑑みて開発された技術ではないことは明らかです。
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