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スポーツジムの再開を求めて「裁判所の外で筋トレする」抗議デモが登場、参加者は「筋トレか死か」とアピール


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行のため、世界各地でスポーツジムが閉鎖されています。1カ月以上もスポーツジムを強制閉鎖しているアメリカ・フロリダ州では、スポーツジムの再開を求める人々が「裁判所の前で筋トレする」という抗議デモを開催。「Give me gains or give me death(筋トレさせろ、さもなければ殺せ)」と訴えています。

VIDEO: Protesters calling for gyms to reopen do squats, push-ups outside Clearwater courthouse | WFLA
https://www.wfla.com/news/pinellas-county/video-protesters-calling-for-gyms-to-reopen-do-squats-push-ups-outside-clearwater-courthouse/

'Give me gains or give me death': Florida gym-goers protest lockdown with push-ups | US news | The Guardian
https://www.theguardian.com/us-news/2020/may/12/florida-gym-protest-push-ups

フロリダ州のテレビメディアWFLAが公開した抗議デモの映像が以下。


星条旗やプラカードを掲げて抗議の意を示す人々の横に、腕立て伏せやスクワットをする人々が並んでいます。


同じくフロリダ州のテレビメディアWSVNが公開した映像が以下。


多数の抗議者が腕立て伏せを実行している様子が映し出されています。


このデモの参加者は20~30人ほど。参加者は、スポーツジムの従業員が仕事に戻り、ジムを再開させるようにそれぞれ訴えました。この抗議に参加したスポーツジム経営者のトラヴィス・ラバッゾ氏は、自身が経営するスポーツジムで雇っている数千人もの従業員を仕事に戻し、健康状態を回復させ、フロリダの劣悪な労災制度に負担をかけないようにする必要があると訴えています。

フロリダ州のロンデサンティス知事が発表した計画によると、スポーツジムの再開は(PDFファイル)経済活動再開計画のフェーズ2で認められる予定。ただし、このフェーズ2では通常通りの営業ではなく、利用者数が最大収容人数の75%に限定される上に、利用者はそれぞれ社会的距離と衛生に関するプロトコルを順守するように求められます。

フロリダの地元紙Tampa Bay Timesは専門家15人のインタビュー結果をまとめた記事の中で、「フロリダ州民が適切に自己隔離を行っているため、フロリダ州内でのCOVID-19流行が比較的軽度にとどまっている」と指摘。経済活動の再開によって社会的距離が保たれなくなると、COVID-19の流行が悪化するという可能性を示唆しています。

WFLAは、今回のデモ参加者が「マスクを付ける」「社会的距離を取る」などのCOVID-19対策を取っていないことを指摘しており、イギリス大手紙のThe Guardianは、「歩道で腕立て伏せができるのならば、なぜスポーツジムを再開する必要があるのでしょうか?」とコメントしています。

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in 動画, Posted by darkhorse_log

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