レビュー

プレデターとなり圧倒的パワーで特殊部隊を殲滅したり、4人で協力して強力無比なプレデターに挑んだりが可能な「Predator:Hunting Grounds」をプレイしてみた


地球外生命体・プレデターとアーノルド・シュワルツェネッガー演じる軍人・ダッチ率いる特殊部隊の戦いを描いた1987年公開のSFアクション映画「プレデター」を題材とした、プレデター1人VS特殊部隊4人の非対称型オンラインアクションゲームが「Predator:Hunting Grounds」です。プレデターになりきり特殊部隊を圧倒的な武力で殲滅(せんめつ)したり、特殊部隊の一員となってチームワークを武器に強力無比なプレデターに挑んだりすることが可能で、非対称型対戦ゲームらしい全く種類の異なるゲームプレイを楽しめる作品になっています。なお、「Predator:Hunting Grounds」は「CERO:Z(18才以上のみ対象)」の作品ですが、記事内には「CERO:Z(18才以上のみ対象)」に該当する表現は含まれていません。

Predator: Hunting Grounds Game | PS4 - PlayStation
https://www.playstation.com/ja-jp/games/predator-hunting-grounds-ps4/

「Predator:Hunting Grounds」をプレイするとどんな感じになるのかは、以下のムービーを見ればよくわかります。

「Predator:Hunting Grounds」でプレデターを操り精鋭部隊を壊滅に追いやってみた - YouTube


ゲームの起動画面は4人1組の精鋭部隊(ファイアチーム)が、プレデターのような見た目の木々で覆われたジャングルの中、周囲を警戒しています。


ゲームメニューは至ってシンプルで、基本プレイは「クイックプレイ」から可能。「Predator:Hunting Grounds」はオンライン専用のゲームなので、PlayStationの有料サービスであるPS Plusに加入しておく必要があります。


メニューの「オプション」→「コントローラーマッピング」からは、ボタン配置を自由にカスタムすることも可能。他のFPSなどをプレイしているという人であれば、ゲーム開始前にボタン配置を変更しておくとスムーズにゲームに入り込めるはず。なお、FPSやTPSにとって重要となってくるカメラ感度は、「オプション」→「コントローラー設定」から変更可能です。


プレイ方法を学ぶには「チュートリアル」をプレイするのがピッタリです。チュートリアルではプレデターの操作を確認可能となっていますが、ファイアチームの操作は一般的なFPSと大差ないからか、チュートリアルには含まれていません。


というわけでさっそくチュートリアルがスタート。Predator:Hunting GroundsはプレデターVSファイアチームの非対称型対戦ゲームであり、プレデター側はTPS、ファイアチーム側はFPSでゲームを進めることとなります。そのため、プレデター側をプレイする場合は画面上に自身の操作するプレデターが出現。なお、画面左下の赤色ゲージがプレデターの体力、右下の水色ゲージがエネルギーゲージです。


チュートリアルでは画面右側に操作方法がひとつひとつ表示されていきます。


しゃがむ操作や……


スプリントしながらしゃがむ操作でスライディング……


ジャンプといった、基本的な操作でプレデターを思うままに操れます。


それだけでなく、「ビジョンモード」をオンにすると、サーマルビジョンで周囲を検知可能に。ジャングルや建物の中にたたずむ人を見つけるのは難しいものですが、このビジョンモードを用いることでプレデターによるマンハントは格段に簡単になります。なお、ファイアチーム側は体に泥を塗りたくることでサーマルビジョンでの索敵を逃れることが可能です。


さらに、プレデターは光学迷彩のオンオフも可能。


光学迷彩をオンにすると以下のようにプレデターの体が周囲の環境に溶け込み、周囲から見えなくなります。ただし、画面右下に表示されている水色のエネルギーゲージが徐々に減少していき、これがゼロになると光学迷彩は機能しなくなります。加えて、プレデターは遠距離攻撃時にもこのエネルギーゲージを消費するため、エネルギー残量に気を配りながら隠密行動や攻撃を繰り出していく必要があるわけです。なお、エネルギーゲージは光学迷彩や武器を使用していなければ時間と共に少しずつ回復していきます。


実際にファイアチーム側から光学迷彩をオンにしたプレデターがどんな風に見えるのかは、以下の通り。赤枠部分から攻撃の筋が伸びているため、赤枠部分にプレデターがいることは明らかなのですが、光学迷彩をオンにして動かずにいると完全に環境に溶け込んで視認不可能となります。


しかし、プレデターが光学迷彩をオンにしたまま移動していると、以下の赤枠部分のようにほんのり人型のシルエットが動く様が視認できます。ただし、プレデターは地面や木々の上をかなり自由に動き回ることができるため、ファイアチームは文字通り360度あらゆる角度に注意を払いながら索敵しなければいけなくなるため、初めはなかなかプレデターの居場所を見つけることが困難でした。


ファイアチーム側は赤枠部分のようなピンを出して「ここにプレデターがいる!」とチームのメンバーに伝えることで、プレデターとの戦いをより有利に進められるようになります。


ゲームの中で登場するのはプレデターとファイアチームの4人だけでなく、NPCによるゲリラ兵も。このゲリラ兵に気づかれずに近寄れば、一撃で倒すことが可能なステルスキルが可能。


プレデターの攻撃がゲリラ兵にさく裂。ゲリラ兵はプレデターとファイアチームの両方にとって敵となる存在で、簡単に倒すことができるものの、かなりの数が登場します。そのため、光学迷彩とステルスキルを用い、ファイアチームと戦いやすい場を作り出すべくゲリラ兵を蹴散らしてしまってもOKですが、ゲリラ兵と戦うファイアチームを強襲するといった戦法を選んでもOKです。


プレデターは通常ジャンプだけでなく、大ジャンプも可能。大ジャンプ時は画面上に赤い線と円で「どのような軌道でプレデターがジャンプすることとなるのか」が表示されます。


さらに、プレデターは木の幹を登り、枝の上を自由に飛び回ることも可能です。


登ることができる木は、幹部分から以下の画像のように赤い線が伸びています。


枝の上を移動する際は以下のような感じ。


自動で枝と枝の間をジャンプすることができるため、木の上から落ちてしまう心配などは一切なし。


さらに、プレデターは武器ホイールから装備する武器やギアを選択可能。


初めから使用できる装備は遠距離攻撃が可能なエネルギーゲージを消費して放つ「プラズマキャノン」や、近距離攻撃用の「リスト・ブレイド」など。ゲームプレイを続けるとアカウントのレベルが上がり、これにより徐々に使用できる武器がアンロックされていきます。


なお、遠距離攻撃の「プラズマキャノン」を放つとこんな感じ。光学迷彩をオンにしたまま使用することも可能です。


というわけで、実際にプレデターを操りジャングルの中を駆け回ると以下のムービーのようになります。

「Predator:Hunting Grounds」でプレデターとなってジャングルを駆け回るとこんな感じ - YouTube


そんな強力無比なプレデターと対峙するのが精鋭部隊ことファイアチームです。ファイアチーム側はプレイヤー4人で1つのチームを構成してプレデターに挑戦することとなるのですが、その目的はプレデターの撃破ではなくあくまでもミッションの遂行です。ミッション内容は対戦のたびに異なるのですが、画面上に「ゲリラ軍事キャンプに向かえ」といった形でミッション内容が段階的に表示されるので、初めてのプレイでもそれほど大きく迷うことなくミッション内容を遂行できます。プレデター側はファイアチームを襲い、チームを壊滅させればOKです。


ファイアチームはゲリラ兵を退け、さらにプレデターの脅威から逃げながらミッションを遂行する必要あり。


ジャングルの中を飛び回るシルエットを目視で探すのはなかなかに困難ですが、決して見つけられないというわけではありません。ただし、初めは地面と木々の両方を立体的に観察しながらプレデターを探すという行為に慣れず、いつの間にか手練れのプレデターに接近されてしまい瞬殺されてしまうことも少なくありませんでした。


ただし、プレデターに銃弾が当たると以下の蛍光グリーンの塗料のような血が木や地面に付着するため、これらの痕跡や仲間の出したピンなどを頼りにプレデターを追い詰めていけばOK。ファイアチーム側は4人1組なので、一致団結してプレデターを追い詰めていけば決して勝てない敵ではなく、見ず知らずのプレイヤーたちと組んだファイアチームでもプレデターの撃破に成功しました。


プレデターのプラズマキャノンは撃たれるとド派手な演出でダメージを負いますが、一発KOというわけではなく、このプラズマキャノンだけで部隊を壊滅させられるということはなさそう。なので、必ずプレデターがファイアチームの近くにまで寄ってくることがあり、これは部隊全滅のピンチでもありプレデター撃破のチャンスでもあるといった感じ。


ただし、プレデターを撃破しても自爆装置を起動されることがあります。


なお、プレデターが起動した自爆装置は解除することが可能です。


というわけで実際にプレデター側でファイアチームやゲリラ兵と戦うと以下のムービーのようになります。

「Predator:Hunting Grounds」でプレデターを操り精鋭部隊を壊滅に追いやってみた - YouTube


実際にプレイしてみると、プラズマキャノンや光学迷彩、サーマルビジョンといった強力な兵器を思うままに使いまくることができるプレデターを操ることが可能というだけで、映画のファンは感涙もののはず。ジャングルを自由に飛び回りながら多彩な兵器を駆使して精鋭部隊を襲うことができるので、FPSに慣れていない人や爽快なアクションを楽しみたい人、ソロプレイ時などはプレデター側でゲームを楽しむのが良さそうです。


ただし、ファイアチーム側でプレイする場合は対戦までの待ち時間が「1分程度」で済むのに対して、プレデターでプレイする場合の待ち時間は「5分程度」とかなり長めになってしまうのは気になるところ。多くの人がプレデターをプレイしたいというのはわかるものの、どうしてもゲームのルールや特性を覚えるために何度かプレイを重ねる必要があるため、そのたびに5分程度の待ち時間が発生してしまうというのはストレスでした。逆に、ファイアチーム側はサクサクマッチングして対戦可能で、プレデターに襲われるスリルを手軽に体験できるため、FPSに慣れている人や友達と一緒にプレイしたいという人はファイアチーム側でプレイする方が良さげです。

もう一つ気になるのが、プレデターVSファイアチームなのにファイアチーム側はそれとは別にミッションの遂行を求められる点。必ずゲリラ兵がプレデターとファイアチームの両方にちょっかいをかけてくるだけでなく、プレデターを倒さないままミッションだけをクリアしてゲームを終了させることもできるので、プレデターVSファイアチームの構図を忘れそうになることも。より純粋にプレデターVSファイアチームの対戦が楽しめるようなモードがあっても良いのではと思ってしまいます。

なお、「Predator:Hunting Grounds」はAmazon.co.jpでは税込4408円で販売中です。

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in レビュー,   動画,   映画,   ゲーム, Posted by logu_ii

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