FaceTimeやZoomなどのビデオ通話アプリで結婚式を開くことが合法化
新型コロナウイルスの影響で多くの人々が社会的距離を保つために不要不急の外出を控え、美術館や博物館などの施設も臨時休業を続けています。そんな中、アメリカのニューヨーク州では行政命令により、FaceTimeなどのビデオ通話アプリを使って結婚式を開くことが合法化されました。
Coronavirus means videoconference weddings now OK in New York - CNET
https://www.cnet.com/news/coronavirus-means-videoconference-weddings-now-ok-in-new-york/
New York executive order makes marriages over FaceTime legal https://appleinsider.com/articles/20/04/18/new-york-executive-order-makes-marriages-over-facetime-legal
現地時間の2020年4月18日(土)、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ州知事が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する定期報告を行う記者会見を開催しました。この記者会見の中で、クオモ州知事の補佐官であるメリッサ・デローザ氏が、「今日、我々は結婚許可証をリモートで取得することを許可し、ビデオ通話で結婚式を開くことを許可する行政命令に署名しました」と語り、ビデオ通話アプリで結婚式を開くことが可能になったことがアナウンスされました。
4月18日に行われた記者会見の様子は以下のムービーで全編視聴可能です。
New York Gov. Andrew Cuomo holds daily Coronavirus press briefing | FULL — 4/18/2020 - YouTube
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界中でビデオ通話アプリやビデオ会議アプリの需要が増えています。AppleのFaceTimeのほか、Googleハングアウト MeetやMicrosoftのSkype、Microsoftのオンライン会議ツールであるMicrosoft Teams、さらにはセキュリティおよびプライバシー面で多くの問題が明らかになっているZoomなどの利用者数は急増してきました。
これまではこれらのビデオ通話アプリを使ってディナーパーティー、学校の授業、コンサート、ミーティング、デートなどが行われてきたわけですが、新たにニューヨーク州では合法的に結婚式を挙げられるようになるわけです。
NEW: I am issuing an Executive Order allowing New Yorkers to obtain a marriage license remotely and allowing clerks to perform ceremonies via video conference.
— Andrew Cuomo (@NYGovCuomo) 2020年4月18日
なお、ニューヨークはアメリカで最も新型コロナウイルスの被害が大きな地域のひとつで、2020年4月18日時点での症例数は約13万1000人にも上っており、死亡者数は約8900人です。ニューヨーク州では学校や一部の企業に対して2020年5月15日までの閉鎖を求めており、一般市民に対しても公共の場でのマスクの着用を義務づけています。
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