Twitterが「ボットアカウントの運営者明示」「学術研究でのAPI利用解禁」など開発者ポリシーを更新

Twitterが「文章や書き方がわかりにくかった」という開発者ポリシーを、よりシンプルで明快なものへと更新したことを発表しました。
Updates to the Twitter Developer Policy
https://blog.twitter.com/developer/en_us/topics/community/2020/twitter_developer_policy_update.html
Twitter開発者ポリシーを分かりやすくアップデート
https://blog.twitter.com/developer/ja_jp/topics/tools/2020/DevPolicyUpdate.html

「Twitter開発者ポリシー」は、Twitterのデータにアクセスして開発を行う人の助けとなるように策定されていますが、これまでは文章やその書き方がわかりにくく、ポリシーに従うのが難しい部分があったとのこと。このため、従来は8つあったセクションを4つに減らすなど、シンプルでわかりやすいものへと改訂が行われました。
重要な更新として挙げられているのは以下の点です。
◆学術研究
Twitterのデータを用いた興味深い研究がいくつも存在することから、新たに、非営利の研究目的において、Twitter APIを利用することが可能になりました。
◆学術研究者向けの再配布ルールの簡素化
学術研究をさらに支援するため、非営利目的のためだけに研究を行う場合、Tweet IDやユーザーIDを無制限に共有できるようになりました。
◆開発者使用事例の承認
Twitterデータの使用事例は常に変わるため、開発者コミュニティと協力し、それがルールに準拠しているかどうかを確認していきます。
◆ボットアカウント
高品質のボットアカウントはTwitterのユーザーエクスペリエンスを向上させるものであり、「すべてのボットアカウントが悪い」わけではないとのことですが、今後はアカウントがボットなのか否か、ボットなのであれば何者が運営しているのかをプロフィールなどで明示することが求められます。
◆Twitter以外のデータとのマッチング
Twitterユーザーのプライバシー保護のため、Twitterアカウントと他のデータを使って作成したプロフィールを関連付ける場合、Twitterのポリシーに従う必要があります。
なお、Twitterでは2018年7月に新たな開発者レビュープロセスを導入しており、100万件近いAPIアクセス申請のうち、75%を承認。過去6カ月で14万4000件以上の不正利用アプリを停止したとのことです。
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in ネットサービス, Posted by logc_nt
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