吉野家120年の歴史で初めて「牛肉を鍋焼きにした」という限定メニュー「牛の鍋焼き御膳」を食べてきた
吉野家から新春期間限定メニューとして、「牛の鍋焼き」が2020年3月5日(木)から登場しています。吉野家によれば、「牛肉を鉄鍋で焼き上げる」というメニューはこの牛の鍋焼きが1899年の創業以来初めてだとのことで、特製生姜ダレと一緒に焼き上げられた牛肉がどんな味なのか、実際に食べて確かめてみました。
史上初、吉野家厳選の牛肉を鉄鍋で焼き上げる商品が新登場 | 吉野家公式ウェブサイト
https://www.yoshinoya.com/campaign/gyunonabeyaki-tei/
吉野家史上初、厳選した牛肉と玉ねぎを鉄鍋で焼き上げる商品が新登場吉野家、『牛の鍋焼き』を3月5日(木)から全国店舗で販売開始
(PDFファイル)https://www.yoshinoya.com/wp-content/uploads/2020/03/04185038/news20200305_2.pdf
吉野家に到着。
牛の鍋焼きにご飯とみそ汁と漬物、生卵もしくはサラダがセットとなった「牛の鍋焼き御膳(税込712円)」を注文しました。
5分ほど待つと、牛の鍋焼き御膳が運ばれてきました。なお、今回は生卵を選択。
牛の鍋焼きは「ねぎだく牛丼」の2倍もの玉ねぎが使われているとのことで、通常の牛丼に比べれば玉ねぎの割合がかなり多め。上には薄く斜めにスライスされたネギが載っています。
鍋の下では固形燃料が燃えており、鍋の中で牛肉と玉ねぎがぐつぐつと煮込まれています。
長辺143.6mmのiPhone Xと鍋の直径を比べるとこんな感じ。
牛肉は、焼き肉のように鉄鍋でジュージュー焼いているのではなく、薄く張られた特製生姜ダレの中でぐつぐつと煮込まれており、すき焼きに近い状態です。
箸で肉を持ち上げると、肉には焦げ目がついていました。隠し味に「吉野家秘伝の牛丼のたれ」を使っているとのことでしたが、実際に食べてみると吉野家特有の白ワインを思わせるフルーティーな風味はあまり感じられず、明らかに通常の牛丼とは違う味。煮込まれて柔らかくなった玉ねぎの強い甘みとしょうゆベースのタレで甘辛く仕上がっていますが、味付け自体はシンプルで、生姜の風味はあまり感じられませんでした。
御膳に付いてきた生卵を溶き、すき焼き風に肉を付けて食べてみます。卵によって味はまろやかになるものの、牛の鍋焼き自体がもともと玉ねぎの甘みでかなりまったりとした味わいなので、すき焼きとはまた違った感覚です。
白いご飯との相性はやはり抜群。食べる前は「ご飯と一緒に食べれば牛丼と同じようなものなのでは?」と思っていましたが、特製生姜ダレによって味付けされており、鍋でぐつぐつと煮込むことで汁気が少ないので、通常の牛丼とはまったく違う味わいを楽しむことができます。なお、定食と御膳はご飯がおかわり自由なので、ボリュームは十分といっていいほどあります。
なお、固形燃料の火はおよそ7~8分ほどで消えました。運ばれてきた当初はぐつぐつと煮立っていましたが、後半になるとやはり火力は肉が冷めないぐらいに温められる程度に。最終的に汁気が完全には飛ぶまでは至らなかったので、「焼き肉のようにしっかりと焼き目をつけた肉を食べる」のは難しそうでした。
牛の鍋焼きは、単品が税抜498円、「牛の鍋焼き定食」は税抜598円、「牛の鍋焼き御膳」は税抜648円で、2020年3月5日(木)から4月29日(水・祝)までの期間限定で、吉野家の全国店舗で提供されます。ただし、一部の店舗では取り扱われていないとのことなので、気になる人はあらかじめ公式ページにある非販売店舗をチェックしてください。
・関連記事
吉野家が国会議事堂用に開発した限定「牛重」を羽田空港で食べてきた - GIGAZINE
吉野家×ライザップの高タンパク質&低糖質なダイエット飯「ライザップ牛サラダエビアボカド」を食べてみた - GIGAZINE
吉野家初の非常用保存食「缶飯」が登場したので食べ比べてみた - GIGAZINE
吉野家の「豚丼」がリニューアルしたのでいろんなトッピングで食べてみた - GIGAZINE
牛丼の吉野家で気軽にチョイ飲みを楽しめる「吉呑み」をしてみた - GIGAZINE
・関連コンテンツ