新型コロナウイルスの影響でGoogle主催の大規模開発者向けイベント「I/O 2020」が開催中止に

Googleが毎年開催している年次開発者向け会議のGoogle I/Oが、2020年度は中止となることが発表されました。I/O 2020は2020年5月12日から14日の3日間、アメリカのカリフォルニア州マウンテンビューにあるショアライン・アンフィシアターで開催予定でした。

Google I/O 2020
https://events.google.com/io/

Google cancels I/O 2020, its biggest event of the year - The Verge
https://www.theverge.com/2020/3/3/21163553/google-io-2020-cancelled-coronavirus-tech-developer-conference

GoogleはI/O 2020の公式サイト上で、「新型コロナウイルス(COVID-19)に対する懸念と、アメリカ疾病予防管理センターや世界保健機関および、その他の保健当局からの指導を受け、ショアライン・アンフィシアターで開催予定であったGoogle I/O 2020の物理イベントを開催中止とすることにしました」と発表しています。

Google I/Oは開発者向けイベントですが、2019年には純正スマートフォンのPixel 3aやNest Hub MaxといったGoogle製品の発表もあり、技術的な発表以外にも見どころのあるイベントです。

GoogleがI/O 2019で発表した100のコトまとめ - GIGAZINE

GoogleはI/O 2020のチケットを購入したすべての顧客に対して、2020年3月13日までにチケット代を全額返金するとしています。また、I/O 2020のチケットを購入した顧客は、抽選に参加することなくI/O 2021のチケットを購入する権利が自動的に得られるとのこと。加えて、Googleは「今後数週間にわたり、Google I/Oを進化させ、開発者コミュニティとの繋がりを最大限にする他の方法を模索します」としています。

なお、Googleは新型コロナウイルスの影響で企業向けイベント「Cloud Next」の開催中止を発表したばかりでした。

GoogleとMicrosoftが新型コロナウイルスの影響で「業界イベントをオンラインで実施する」と発表 - GIGAZINE

新型コロナウイルスの影響で開催中止となった大規模イベントとしては、世界最大級の携帯電話展示会のMWCや、Facebookの年次開発者会議・F8、ゲーム開発者向けイベントのGDCなどが挙げられます。