Windows 10のアプリアイコンデザインが刷新、Microsoftのデザインシステム「Fluent Design」を採用
MicrosoftがWindows 10などのOSで使用されるさまざまなアプリケーションのアイコンデザインを刷新しました。カラフルかつシンプルなデザインの新しいアイコンは、Microsoftが3年近く前から開発に取り組んできたFluent Designの集大成とされています。
Iconic Icons: Designing the World of Windows - Microsoft Design - Medium
https://medium.com/microsoft-design/iconic-icons-designing-the-world-of-windows-5e70e25e5416
MicrosoftがFluent Designの存在を初めて明らかにしたのは、2017年の開発者向けイベント「Microsoft Build 2017」でのことです。以来、MicrosoftはOfficeアイコンの刷新やデュアルディスプレイ端末用の新OS「Windows 10X」のUIなどを通して、段階的にFluent Designを用いてアイコンデザインを新しいものに変更してきました。
Microsoftがアイコンのデザインの刷新に取り組んできた沿革は、以下の記事に詳しくまとめられています。
Windowsの新しいロゴデザインが明らかに - GIGAZINE
そんな中、Microsoftのデザインリーダーであるクリスティーナ・ケーン氏は2020年2月21日に、Fluent Designを使用した新しいWindows 10用のアイコンを公開しました。
メールクライアントのアイコンの変遷を見ると、時代を追うごとにデザインが進化してきたことが一目でわかります。
また、2012年ごろに使われていた左端のモノクロのデザインから、右端のFluent Designに行きつくまでの電卓アイコンの変遷を見ると、カラフルかつ丸みを帯びるようなデザインに変化しているのが見てとれます。
こうした変化についてケーン氏は「Fluent Designを通じて、我々はアイコンに深みと色彩を導入しました。これらの変更は細かなものですが、ぱっと見た時の印象に大きな違いをもたらします」と指摘。丸みをもたせた角や色彩の追加により、さまざまなデバイスやプラットフォームを通じて統一感のある「デザイン言語」が提供されるほか、身近で親しみやすいイメージが付与されたとしています。
新デザインのアイコンは、Microsoft Storeで配信されているアプリのアイコンで見られるようになるほか、Windowsの新機能をいち早く体験できるWindows Insiderのメンバーには、既に新しいメールクライアントとカレンダーのアイコンが提供されているとのこと。今後はさらに数カ月間かけて、少しずつWindows Insiderユーザーのアイコンが刷新されていくとのことです。
ケーン氏は「私たちの新しいデザインはWindowsだけでなくAndroid・iOS・Macなどのサードパーティにもあふれ出してきています。私たちはこうした、クロスプラットフォームでデバイスを問わない新たなユーザー体験の中で、親しみやすく、美しく、包括的なアイコンを生み出すことを念頭に置いています」と述べて、最終的にはWindowsユーザーだけでなく、AndroidデバイスやiPhoneを使用している人などが、あらゆる場所でMicrosoftの新アイコンを目にするようになるとしました。
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in Posted by log1l_ks
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