MicrosoftがOffice関連・Azureなどの好調で2020年第2四半期も前年同期比14％の収益増、Xboxは引き続き苦戦

by Kārlis Dambrāns

Microsoftが2020年第2四半期決算を発表しました。2020年第1四半期に引き続いて結果は予想よりも好調で、収益は369億ドル(約4兆220億円)と前年同期比で14％となっています。

FY20 Q2 - Press Releases - Investor Relations - Microsoft
https://www.microsoft.com/en-us/Investor/earnings/FY-2020-Q2/press-release-webcast

Microsoft Q2 2020 earnings: Office, Surface, and cloud lead results - The Verge
https://www.theverge.com/2020/1/29/21113582/microsoft-q2-2020-earnings-cloud-services-surface-gaming-windows

Microsoft shares rise after it beats revenue, profit expectations, Azure posts 62% growth | TechCrunch
https://techcrunch.com/2020/01/29/microsoft-shares-rise-after-it-beats-revenue-profit-expectations-azure-posts-62-growth/

報告によると純利益は116億ドル(約1兆2640億円)で前年同期比38％増。1株あたりの利益は1.51ドル(約165円)だとのこと。

前年同期比で特に収益が伸びているのは62％増のAzure、42％増のDynamics 365、27％増のOffice 365、25％増のWindows商用製品とクラウドサービス、24％増のLinkedInなど。Windows OEM事業も収益が18％と好調で、専門家はWindows 7のサポートが2020年1月14日をもってついに終了したことによる追い風だけではない数字であると評価しています。

Surfaceも、伸び率としては6％増と大きくはありませんが、20億ドル(約2200億円)規模の事業へと成長。エイミー・フッドCFOからは、一桁台後半の収益成長を期待するコメントが出されました。

一方で、全体の収益が落ち込み気味なのがXbox関連で、サードパーティー製タイトルによる押し上げはあったものの、Microsoftとしては収益が11%減という結果になっています。ただし、2020年には次世代ハード「Xbox(旧称：Xbox Series X)」が登場予定で、これからは盛り返してくることになるかもしれません。

Microsoftの次世代ゲーム機の正式名称は「Xbox Series X」ではなく「Xbox」になることが明らかに - GIGAZINE