新年早々Apple Watchが心拍数の異常を検知して男性の命を救う
装着しているだけでいつでもどこでも手軽に心拍数の測定ができるため、2015年4月の発売以降、心臓病などにつながる心拍数の異常を即座に検知したり、転倒検出機能で命の危機に瀕した装着者のもとにいち早く助けを送ったりすることで、怪我人や命の危機にある人々を救ってきたApple Watch。2020年に入って早々、またもや装着者の命の危機を救う事例があったことが報じられています。
Apple Watch saves Brazilian man after heart alerts lead to life-threatening tachycardia diagnosis - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2020/01/09/apple-watch-tachycardia-jorge-freire-jr/
Apple Watchに命を救われたのは、ブラジル人男性のホルヘ・フレイレ・ジュニアさん。フレイレさんによると、着用していたApple Watch Series 5が「あなたの心拍は10分以上140BPMを超えています」という警告メッセージを表示したことが、ことの始まりだったそうです。異常に気づいたフレイレさんが再び心拍数を計測してみたところ、その数値は170BPMと非常に高いものであったため、いったん家に帰り安静にして心拍数が正常に戻るか確認したそうです。
安静にしても心拍数は160BPM前後から下がらず、頻脈の傾向があったことから、フレイレさんは救急救命室へ直行。病院のスタッフにApple Watchで計測した心拍数のデータを見せたところ、すぐに診察に入ることができたとのこと。検査の結果、心不全や脳卒中を引き起こし、最悪の場合には死に至ることもあるという心拍障害を患っていると診断されたそうです。
フレイレさんは心臓発作の兆候はないと診察されたものの、高くなっている心拍数を下げるために薬を処方されたとしています。フレイレさんは自身のFacebookアカウント上にApple Watchで心拍数を測定している写真を投稿。写真にはフレイレさんの心拍数が記されており、15~18時にかけて非常に高い数値を記録していたことがうかがえますが、20時58分時点では101BPMとかなり心拍数が落ち着いてきたこともわかります。
フレイレさんの頻脈についてはより詳細な検査が必要となるそうですが、同氏は「年末のストレスや不安、そして高血圧の薬を正しく服用してこなかった影響が出たのではと考えています」と語っています。
フレイレさんは「Apple Watchが私を救った」「冗談ではなく、Apple Watchは生と死を分かつカギとなる可能性があります。Apple Watchの使用を強く勧めます」と語り、自身の命を救ったApple Watchをほめちぎりました。
加えて、自身の体験をメールにまとめてAppleのティム・クックCEO宛に感謝のメールを送ったことも明かしています。
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