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またもやApple Watchに命を救われる事例が登場、ECGアプリがヨーロッパでリリースされてわずか1週間で

by Alvaro Reyes

2018年に登場した新型の「Apple Watch Series 4」では、新機能として「心電図(ECG)」アプリが使用できるようになっています。このECGアプリは医療関連機能ということで、各国の当局による承認を得なければいけず、初めはアメリカでのみ使用可能な機能となっていました。その後、2019年3月末にはヨーロッパや香港でもECGアプリが提供開始となったのですが、リリースされてさっそく「ECGアプリに命を救われた」という人が登場しています。

Apple Watch credited with saving life days after ECG feature launched in Europe
https://appleinsider.com/articles/19/04/02/apple-watch-credited-with-saving-life-days-after-ecg-feature-launched-in-europe

Apple Watchがリリースされて以降、腕につけるだけでこまめに心拍数を計測してくれるApple Watchに命の危機を救われた、という事例が多数報告されています。2015年4月に発売された初代Apple Watchは、その4か月後にユーザーの不明脈を発見するきっかけとなり大きな注目を集めました。

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その後もApple Watchにより命の危機を救われたという事例が増え続けたことに伴い、Apple Watchには心拍数を測定するだけでなく、「安静時に心拍数が急上昇した場合、通知を送信する」といった機能が追加され、より心房細動などの症状を検知しやすいよう改良が続けられました。

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そして、2018年に登場したApple Watch Series 4では、より詳細にユーザーの心臓に関する情報を集めるための機能として、ECGアプリが登場しています。ECGアプリは初めはアメリカでのみ使用可能となっていたのですが、リリースから1日でさっそくユーザーの心房細動を検出して命を救ったと報告されていました。

リリースされたばかりのApple Watchの心電図機能でさっそく命を救われる事例が報告される - GIGAZINE


このECGアプリが2019年3月末からヨーロッパや香港といった一部の国と地域向けにもリリースされたのですが、それからわずか1週間でさっそく「ECGアプリに命の危機を救われた」という事例が報告されています。

命の危機を救われたというのは、ドイツの新聞社であるフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)の読者。この人物はFAZで働くMichael Spehr氏宛に、「Apple WatchのECGアプリで致命的な心臓病を発見することができた」というメールを送っており、このメールをSpehr氏がTwitter上で紹介したことから、ヨーロッパでもさっそくECGアプリで命を救われた人物が登場したことが明らかになっています。


メールによると、ECGアプリで命を救われたという匿名のユーザーは、当初は「ECGアプリは心気症患者のための機能」と考えていましたが、ヨーロッパでも同機能が使えるようになったということで試してみることにしたそうです。すると、複数回にわたってApple Watchが心房細動の兆候があると通知してきたとのこと。匿名ユーザーは、通常のかかりつけの医者にそのような症状があると診断されたことはなかったため、「当初は懐疑的だった」としています。


それでも念のためにと医者を訪ね、心電図を測定してもらったところ、Apple Watchの通知が正しいものであったことが発覚。その後、心房細動の治療のためにβ遮断薬が処方されたそうです。匿名ユーザーは「通知は本当でした。Apple Watchは私の寿命を延ばすことに貢献してくれました」と記しています。

2019年3月末のアップデートで新たにオーストラリア・ベルギー・デンマーク・フィンランド・フランス・ドイツ・ギリシャ・ハンガリー・アイルランド・イタリア・ルクセンブルク・オランダ・ノルウェー・ポルトガル・ルーマニア・スペイン・スウェーデン・スイス・イギリス・香港といった国と地域でECGアプリが使用可能となりました。今後も利用可能地域は拡大していく見込みで、それに伴いまだまだApple Watchに命を救われるという事例は増えていきそうです。

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in ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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