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Apple Watchの心電図機能が再び人命救助、リリースから1週間でイギリス人ユーザーの命を救う


Apple Watchはこれまで数々の人命を救ってきましたが、Apple Watch Series 4から搭載されることとなった「心電図(ECG)」機能により、より多くの人命が救われています。海外掲示板のReddit上でも、イギリス在住の30歳男性が、Apple Watch Series 4のECG機能により命を救われたと報告しています。

My Apple Watch saved my life. : apple
https://www.reddit.com/r/apple/comments/c54poo/my_apple_watch_saved_my_life/


イギリス在住のフィル・ハリソンさんは、Apple Watchに命を救われたことに対する感謝を開発元のAppleに伝えるために、Reddit上に自身の体験を書きつづっています。ハチソンさんは健康的な日常を過ごしていたそうですが、過去に健康上の問題をいくつか抱えていたことがあるとのこと。しかし、近年は何の問題もなく過ごしていたため、自身は「これまでで最も健康な状態である」と考えていたそうです。

2019年4月、ハリソンさんはマラソン大会に出場するためにトレーニングを行っていたそうです。それまでは何事もなくトレーニングを重ねてきたそうですが、4月5日に突如動悸を感じ、それはしばらく止むことがなかったそうです。その際、腕にはちょうど1週間前にECG機能がイギリス向けにもリリースされたばかりのApple Watch Series 4が巻かれており、画面には「心房細動」であるという通知が表示されていたとのこと。

ハリソンさんと同じようにApple WatchのECG機能により、心房細動が検出されたユーザーは複数います。

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Apple Watch Series 4はユーザーの心臓を一日を通して定期的にチェックしており、通常よりも高い心拍数や低い心拍数を検知するとアラートを表示することが可能です。そのため、たとえ症状を自覚していない場合であっても、心臓の異常をユーザーに知らせることができます。この機能のおかげで、ハリソンさんは自身が心房細動を煩っている可能性があることを自覚し、病院の救急救命センターへ向かうことができたそうです。

その後、ハリソンさんは10日後に迫っていたマラソン大会に出場することを中止し、2カ月半にもおよぶ一連の検査を受けてきました。そして、2019年の7月3日には心臓を切開して弁修復術を受ける予定となっているとのこと。なお、ハリソンさんは「Apple Watch Series 4がなければ救急救命センターに行くきっかけを得られなかったと思う」と記しており、ECG機能に命を救われたことを感謝しています。

Redditの掲示板上には「Apple Watchのようなウェアラブル端末が間違いなく医療に革命を起こしている」や「この種の端末が市場で入手できるということは絶対に素晴らしいことだと思います。ただし、価格が大きな障壁となっています。もっと身近なものにならないかな?」といった意見、さらには「この機能が有効になっているのは一部の国だけというのが残念」という意見までありました。

なお、Apple WatchのECG機能は日本では未対応のままとなっており、今後の対応に期待です。

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in ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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