試食

羊肉のうまみを最大限に引き出す究極の羊肉専用スパイス「羊名人」レビュー


イタリア料理チェーンのサイゼリヤがラム肉の串焼きを販売開始したことが話題となっていますが、このラム肉に別添されている特性スパイスにそっくりだといわれているのがピリ辛クミン塩の「羊名人」です。「家庭でプロの味を再現できれば……」と思い立った2人の人物が料理人に味作りを依頼し、限定100個の手売りからスタートしたスパイスが2019年夏から一般販売を開始したとのことだったので、実際に購入してその味や使い勝手を確かめてみました。

羊名人の使い方 | 80C
https://80c.jp/restaurant/20141102-315.html

これが羊名人のパッケージ。内容量は40gです。


原材料名を見てみたところ、唐辛子・ごま・砂糖・岩塩・クミン・花椒・五香粉・ガーリック・こしょう・ジンジャーが含まれています。カロリーは1袋40gあたり170.5kcalと、意外にも高めです。


袋から出してみたところ、見るからに辛そうな赤色。


岩塩や砂糖とみられる粒や、ごま、クミンシードなどが確認できました。このまま食べてみたところ、ピリッと刺激的。唐辛子の持つ「痛みに近い辛さ」はないのですが、じわじわ~と後から汗をかいていく辛さです。


ということで「羊名人」の名にふさわしく、ラムチョップとラムの小間切れを買ってきました。


まずはラムチョップから調理していきます。羊名人をまぶしてから焼くのではなく、焼いてからかけていくとのことなので、まずは油を引いたフライパンで中火で5分→裏返して弱火で2分加熱。


その後、フライパンからあげたお肉をアルミホイルで包んで……


5分ほど保温調理していきます。


完成したラムチョップに、上からどばーっと羊名人を振りかけます。


分厚いラムチョップの場合、軽く振りかける程度では味が薄めに感じるので、肉が真っ赤に染まるくらいにお肉両面に羊名人をまぶして食べるのがオススメ。めちゃめちゃ辛そうな見た目ですが、砂糖の甘さや岩塩がお肉の旨みを引き立てた上で、クミンの香りが広がっていく絶妙なスパイス感です。「ピリ辛」と表現するのがピッタリの辛さで、直接的な刺激ではないものの、じわじわと舌に辛さが広がって、食べ続けると汗がにじみます。やや塩気が弱めなのでお肉に下味を付けてもよかったかも?という感じでしたが、スパイス好きならたまらない味わいです。


なお、サイゼリヤでもラム肉の串焼きを販売開始しており、別添されている特性スパイスが羊名人と似ていると話題なので、こっちも食べてみました。

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サイゼリヤではラム肉の串焼き「アロスティチーニ」が2本税込399円で販売されています。


これが特性スパイス。羊名人よりはややオレンジ色寄りで、ゴマではなくハーブが入っているのがわかります。


食べてみたところ、塩・にんにく・クミンがバランスよく入っており、塩気が羊名人よりもやや強め。クミンの香りがエスニックですが、唐辛子の辛さはほとんどなく、食べた後にローズマリーの香りが残ります。クミン・唐辛子・花椒が強く出ているスパイシーな羊名人に比べると、サイゼリヤだけあってイタリアンに近い味わいなので、よりエスニックな味わいが好きだという人であれば羊名人は試してみる価値あり。また、串焼き肉につけることのみを想定しているのでサイゼリヤの特性スパイスは塩気が強いのですが、羊名人は家庭でさまざまな料理に使うことが前提のため塩気が控えめで、砂糖の甘さもあるため味に深みを感じました。


……ということで、さらに羊名人の使い勝手を確かめるべく、今度はジンギスカン風に野菜とラム肉を炒めていきます。ラム肉を炒める際には水溶き片栗粉を絡めてから調理すると羊肉を加熱しても縮みにくく、味ののりもよくなるそうです。ということで水溶き片栗粉を絡めたラム肉を……


フライパンで炒めていきます。


羊肉に火が通ったところで玉ねぎ・ピーマンのスライスを加え、羊名人を入れてあえます。なお、分量としては羊肉100g、野菜100gに対し、羊名人が大さじ1。今回は倍量で作りました。


これで完成。


ジンギスカン風炒めはお肉が小間切れのぶん、スパイスが絡みやすくなるため、やや唐辛子の辛さが際立って感じました。これも食べていると強めのクミンの風味、そしてわずかに五香粉の香りや、花椒のしびれ感があり、「どの国かはわからないけれどアジアっぽい異国の味」が楽しめます。


フライドポテトとも相性がよいとのことなので、挑戦。


お肉を炒めたフライパンにフライドポテトを入れて、羊名人とパクチーを加えてあえます。


たったこれだけで完成。


……なのですが、羊名人×フライドポテト×パクチーは、手が止まらなくなるおいしさ。もともと塩と油が強いフライドポテトのジャンクさと、スパイシーな羊名人が絶妙にマッチしており、「これが置いてあるお店なら通いたい……」と思えるほどのやみつき加減です。ラムチョップからフライドポテトまで食べ続けていると、さすがに口がヒリヒリしてくるのですが、手は止まりません。


肉汁の残ったフライパンで炒めず、ただ羊名人をかけただけのフライドポテトも食べてみましたが……


これも文句なしの美味しさでした。羊名人×フライドポテト×パクチーの組みあわせは、羊名人をゲットしたならぜひ試してもらいたい一品でした。


羊名人はこのほかにも豆板醤と合わせたり、豚バラにまぶして干し肉にしたり、海鮮にかけたりといった使い方があり、以下のサイトで詳しいアレンジ方法を読むことができます。

羊名人の使い方 | 80C
https://80c.jp/restaurant/20141102-315.html

なお、羊名人は全国のカルディで販売されており、オンラインショップからも税込298円で購入可能です。

中華高橋 羊名人 ピリ辛クミン塩 40g[税率8%] | カルディコーヒーファーム 公式オンラインショップ
https://kaldi-online.com/item/4990167040581.html

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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