試食

ピリッとスパイスと酸味が効いたインド料理「タンドリーチキン」を簡単・短時間で作れる業務用調味料「マギー スパイスイット タンドリーチキン」レビュー


インド料理「タンドリーチキン」は、何種類もの香辛料を使って鶏肉を長時間漬け込んで、大きな窯(タンドール)で焼くので、自分で作ろうとすると、手間・時間・設備が必要です。そんな設備や香辛料を用意しないで、簡単・短時間にタンドリーチキンを調理できる合わせ調味料「マギー スパイスイット タンドリーチキン」を見つけたので、どれくらい本格的なのか試してみました。

マギー スパイスイット タンドリーチキン レシピ-【公式 】ネスレ通販オンラインショップ
https://shop.nestle.jp/front/contents/nestle-professional/tandoori_chicken/

「マギー スパイスイット タンドリーチキン」(税込906円)は、粉末を鶏肉にまぶして焼くだけで、タンドリーチキンが完成するという、業務用の合わせ調味料です。


箱の中には粉末を入れた袋が5袋入っています。1袋で鶏肉1.0kg分のタンドリーチキンができあがるので、1.0kg3~4人前で計算すると、1箱すべて使うとタンドリーチキンが15~20人前ほどできあがります。


1袋あたりの内容量は35gで、原材料には香辛料の「こしょう」や「クミン」「にんにく」「コリアンダー」「ローレル」「タイム」などタンドリーチキンのスパイス感があるものが記されています。他に、食塩なども含まれているので、味を調える調味料を用意する必要もありません。


調理方法は1袋(35g)分と鶏肉1.0kgを混ぜ合わせます。鶏肉の部位は明記されていなかったので、今回は「皮なしの鶏もも肉」を選択。公式ページにあるこの合わせ調味料を使った他のレシピや、タンドリーチキンのレシピを掲載している料理レシピ本サイトなどを参考にしました。


◆1人前のタンドリーチキンを調理する
1人前を作るべく、250gの鶏肉でタンドリーチキンを調理してみます。


今回は、付け合わせに市販のサラダと玉ねぎを添えます。


レシピでは1.0kgの鶏肉に35gのエスニックスパイスミックスを使っていたので、250gの鶏肉に対して1袋の約4分の1である9gを計量しました


鶏もも肉は皮をむいておきます。


鶏肉とエスニックスパイスミックスをボールの中で合わせます。袋の中の粉末は鮮やかなオレンジ色。


粉末を鶏肉に混ぜ合わせると鶏肉が赤色に染まって、とても辛そうな見た目に変化しました。


次は鶏肉を粉末と混ぜ合わせたものを多めの油をひいたフライパンの上で焼きます。火加減は火の先がフライパンにあたるくらいの中火です。今回は、大さじ3杯の油を使い、片面3~4分ずつ、合計8分ほど焼きました。


加熱すると、赤色からオレンジ色がかった見た目に。裏返す時はこんな感じ。油でテカっておいしそう。


焼きあがったら、付け合わせを敷いておいた皿に移して……


タンドリーチキンの完成。あらかじめカットしてあった鶏肉を使いましたが、約15分ほどでできあがりました。


クミンやにんにく、コリアンダーの刺激的な香りが漂い、食欲をそそられます。酸味を想像させる香りもあり、見た目と香りは、本格的なタンドリーチキンに仕上がっています。


食べてみると、短時間しか熱を通していないので、鶏肉はジューシーで柔らかく仕上がっています。スパイスがピリッと効いていて、酸味もあり、鶏肉のうま味を引き立てています。粉末はまぶしただけですが、鶏肉に味が十分に染みこんでいて、ちゃんとタンドリーチキンの味になっています。塩気は薄くもなく濃すぎもなく、かみしめる度にジワジワと肉汁と共に感じられます。辛さはレトルトカレーの中辛ぐらいあり、食べ進めると飲み物を一口ほしくなります。酸味と共にヨーグルトのような風味がほんのりとあるので、本場の味とまではいきませんが、エスニック料理好きならたまらない味つけです。なお、レシピによると「お好みにより、粉末の量で味の調整をしてください」とのこと。ごはんのお供にするにはもう少し塩味がほしいので、やや粉末の量を増やしてもよいかもしれません。


◆業務用のレシピにそって1.0kg分の鶏肉でタンドリーチキンを調理してみる
業務用ということで、1袋まるまる使い切るとどのくらいのタンドリーチキンができるのか?と実験してみます。


レシピでは鶏肉は約1.0kg必要とのことなので、下処理後にある程度少なくなるのを見越して約1.3kgの鶏もも肉を用意しました。


一口大に切りわけて皮も剥がすと……


999gに。調味料1袋分で調理できる鶏肉の量は1.0kgなので、ほぼぴったりです。


1人前を調理した時と違いエスニックスパイスミックスを約1.0kgの鶏肉に合わせて計量せずに、1袋分すべてをドバーっとふりかけます。


1kg分の鶏肉で作ろうとすると、かなり混ぜ合わせにくく、苦戦しながらもなんとか全体に粉をまぶします。


次に多めのフライパンをひいた鍋で焼きます。フライパンは、多めの鶏肉に合わせてやや大きめの直径約33cmのもの(左)を用意。


油は1人前の時の大さじ3杯から増やして大さじ6杯にし、火加減は中火で、1人前を調理した時と同じように片面5分ずつで焼きます。フライパンが大きいので、コンロ火を当てる場所を1分ごとに動かしました。


片面4分ずつ焼きましたが、まだまだ生焼け。これは、1.0kgの鶏肉のから出る油と水分が1人分と比べものにならないほど多いからかも。。中火で焼き続けてみます。


鶏肉が焼き上がりました。1人前のときの計8分に比べてやや時間がかかり、計14分ほど加熱してできました。


1人前を調理した時と同じ大きさの皿に盛り付けたら4倍の量なので当然ですが、山盛りになりました。


ちなみに、1人前分を調理した時はこのぐらいの量でした。


1.0kgの鶏肉のから出る油と水分に粉末が溶け出してしまい、1人分の時よりも比べて表面についたスパイスの量が少なくなっている印象。大量にタンドリーチキンを作る場合は、粉末をまぶした鶏肉をオーブンで焼くのもアリかもしれません。「タンドリーチキン」というイメージとは微妙に異なりますが、粉末が溶け出した油をできあがった鶏肉にかけると、タンドリーチキンとあんかけの中間のようになりました。テリがあり、これはこれでおいしそう。


食べてみると、1人前の時と味と鶏肉の食感はさほど変わらず。鶏肉はジューシーでスパイスが効いています。トロッとあんかけのようになっていて、ごはんにかけたくなりました。


「マギー スパイスイット タンドリーチキン」は、業務用スーパーやネスレ公式の通販オンラインショップなどで取り扱っています。

Amazonでも取り扱っており、記事作成時点で1箱5袋入りは税込1208円で送料別で購入可能です。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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