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「2019年のクソゲートップ10」をメタスコア集積サイトMetacriticが発表


ゲームや映画などのメタスコア集積するサイトMetacriticが、2019年に発売されたゲームの中で最もメタスコアが低かったゲーム10作品を発表しました。対象となったのは、2019年1月1日からの1年間にリリースされたゲームで、複数のハードやプラットフォームで異なるスコアが出た場合は、最も低いスコアを採用しています。

Worst Videogames of 2019 (All Platforms) - Metacritic
https://www.metacritic.com/pictures/worst-videogames-of-2019

◆第10位:Narcos: Rise of the Cartels(PC)
第10位はNetflixの人気オリジナルドラマ「Narcos」を原作とした「Narcos: Rise of the Cartels」で、メタスコアは46点です。レビューサイトのThe Indie Gameは、「このゲームは欠陥があるわけでも、悲惨なわけでも、感情を害するわけでもありません。ただ、退屈です」と評しました。Metacriticも「2回やりたいゲームではない」としています。

「Narcos: Rise of the Cartels」の公式トレーラーは以下から見ることができます。

NARCOS RISE OF THE CARTELS Trailer (2019) - YouTube


◆第9位:Generation Zero(PS4)
第9位は「Generation Zero」で、メタスコアは45点。「Just Cause」シリーズで有名なAvalanche Studiosが開発したFPSゲームですが、Metacriticによると「オープンワールドというよりエンプティ(空っぽの)ワールドです」とのこと。

以下を再生すると、「Generation Zero」の公式ローンチトレーラを見ることが可能です。

Generation Zero - Launch Trailer - YouTube


◆第8位:Submersed(PS4)
第8位はサバイバルホラーゲームの「Submersed」で、メタスコアは44点です。Metacriticは、「公式は沿岸警備隊の救急隊員として『謎とパズル』に挑むと説明していますが、真の謎は一体なぜこんなゲームがリリースにこぎつけたかです」と述べました。

Submersedのローンチトレーラーは以下から見ることができます。

Submersed | Launch Trailer | PS4 - YouTube


◆第7位:FIFA 20 Legacy Edition(Nintendo Switch)
第7位はサッカーゲームの「FIFA 20 Legacy Edition」で、メタスコアは43点です。このゲームはPlayStation 4やXbox 360、PCでも発売されており、それらは十分な出来だとのこと。しかし、Nintendo Switch向けのバージョンだけ前作であるFIFA 19から選手の名簿を追加しただけというお粗末な内容で、そもそもNintendo Switch版のFIFA 19自体も良い出来とは決していえないとのことです。

以下は、FIFA 20の公式トレーラー。

FIFA 20 | Official Gameplay Trailer - YouTube


ニュースサイトIGNは「FIFA 20 Legacy Edition」について、「今年のNintendo Switch向けFIFAのサブバージョンは去年のものとほとんど見分けがつかず、スポーツゲームがコンテンツを毎年リサイクルするという悪習を体現したかのようです」と評しました。


◆第6位:WWE 2K20(PS4)
メタスコア42点で第6位になった「WWE 2K20」は、日本では「エキサイティングプロレス」として知られているプロレスアクションゲームシリーズの最新作です。Metacriticの評価は「毎年リリースされているプロレスゲームがポジティブな評価を獲得することはめったにありませんが、『2K20』は特にひどいもので、不具合と無意味な要素が盛りだくさんです」というもの。

以下を再生すると「WWE 2K20」の日本語トレーラーを見ることが可能ですが、「WWE 2K20」ゲーム本編は日本語未対応です。

『WWE 2K20』リングに上がれ! - YouTube


レビューサイトPush Squareは「このような規模のゲームがこのような状態でリリースされたことに戸惑いを覚えます」と評しています。


◆第5位:Dollhouse(PS4)
メタスコア41点で第5位にランクインしたのは、ホラーゲームの「Dollhouse」です。本作は、1940年代前半から1950年代後期にアメリカで隆盛したフィルム・ノワール(犯罪映画)をイメージした一人称タイプのアドベンチャーゲームですが、Metacriticは「粗末なグラフィックスと退屈なゲームプレイで、よさげなコンセプトが台無しになっています」と指摘しています。

公式トレーラーは以下から。

Dollhouse - Launch Trailer - YouTube


レビューサイトのThe Digital Fixによると、「ひどいフレームレート、貧弱なストーリーテリング、単調な迷路によりDollhouseはここ数十年間で最悪のゲームの1つになっており、あらゆる犠牲を支払ってでも避けるべきゲームです」とのことです。


◆第4位:魂斗羅 ローグ コープス(Nintendo Switch)
第4位はKONAMIのアクションシューティングゲーム「魂斗羅 ローグ コープス」で、メタスコアは40点です。Metacriticによると、「KONAMIは8年ぶりに『魂斗羅』シリーズの復活を試みましたが、『魂斗羅』の趣旨から逸脱しすぎて大失敗に終わりました。Nintendo Switch以外のハードでも、さんざんな評価となっています」とのこと。

以下からKONAMI公式のローンチトレーラーを見ることが可能です。

魂斗羅 ローグ コープス (CONTRA ROGUE CORPS) ローンチトレーラー - YouTube


以下の記事を読むと、東京ゲームショウ2019に出展された「魂斗羅 ローグ コープス」を実際にプレイしている様子を見ることができます。

魂斗羅シリーズらしさとマルチプレイが絶妙な融合を果たした「魂斗羅 ローグ コープス」をプレイしてきた - GIGAZINE


レビューサイトMetroは「『魂斗羅 ローグ コープス』は、シリーズ中で最悪の魂斗羅であり、昔懐かしいゲームの復活を阻止するためのお手本のようなものです。特に、本作よりはるかに優れた非公式のオマージュ作品がいくつもあるという状況ならば、なおさらのことです」と総評しました。


オマージュ作品としては、8人の学生がたった8週間でリブートさせた「Contra 2028」が2018年1月に登場しています。実際にプレイしてみたところ、バグなどは見られたものの、経験がほとんどない学生が短期間で作り上げたものとしては驚きのクオリティでした。

伝説のゲーム「魂斗羅」が無料&最新グラフィックでよみがえった「Contra 2028」で遊んでみた - GIGAZINE


◆3位:Blades of Time(Nintendo Switch)
第3位はメタスコア38点の「Blades of Time」です。このゲームはもともと、ロシアのGaijin Entertainmentが2012年3月6日にPlayStation 3やXbox 360でリリースしたゲームで、同社が2009年にリリースした「X-Blades」の続編にあたるゲームです。Metacriticは「誰が、一体なぜこのゲームを復活させようと思ったのか、批評家たちは不思議に思っています」と指摘しました。

Blades of Timeの公式トレーラーが以下。

Blades of Time (Nintendo Switch) Announcement Trailer - YouTube


ゲーム関連のニュースとレビューを扱うCubed3はこのゲームについて、「あまりにも崩壊している要素が多いので、誰もこのゲームをプレイするべきではありません」と論じました。


◆第2位:Left Alive(PS4)
メタスコア37点を記録して第2位にランクインしたのは、スクウェア・エニックスの「フロントミッション」シリーズと世界観を共有した新作アクションゲーム「LEFT ALIVE」です。Metacriticによると、「『メタルギアソリッド』シリーズのアーティスト新川洋治氏が携わっているにもかかわらず、LEFT ALIVEはメタルギアソリッドの不格好ではた迷惑な再現バージョンに過ぎません。新川氏の仕事はともかく、ゲームのAIはひどいものでした」とのこと。

Left Aliveの公式トレーラーは以下から見ることが可能です。

LEFT ALIVE サバイバルトレーラー - YouTube


レビューサイトのDestructoidは「Left Aliveは、やろうとしたこと全てに失敗しています。ストーリーとキャラクターは魅力的とはいえず、貧弱なステルス要素は強制戦闘のおかげで窓から投げ捨てられたようなもの。戦闘もひどすぎて失笑してしまいました。そう、うまくいったとすれば、それは私を笑顔にしたことぐらいです」と評しました。


◆第1位:Eternity: The Last Unicorn(PS4)
メタスコア36点でトップに輝いたのは、ブラジルのゲームスタジオVoid Studios S/Aがリリースした「Eternity: The Last Unicorn」です。ユニコーンを救うために立ちあがったエルフの戦いを描いたアクションRPGは、開発スタジオいわく「初代の鬼武者バイオハザードのような古典的なゲームをプレイした人にノスタルジックな感覚をもたらしますが、同時に斬新なアイデアと新鮮味のあるプレイ感を提供します」とのことですが、レビュアーにとっては「コンセプトからプレイ感に至るまで、ただひたすら古くさく、時代遅れ」だったとのこと。

以下を再生すると、「Eternity: The Last Unicorn」のローンチトレーラーを見ることができます。

Eternity: The Last Unicorn - Launch Trailer | PC, PS4 - YouTube


確かに、トレーラーに登場するキャラクターのグラフィックや動作は2019年のPS4ゲームとしてはかなり残念な感じ。レビューサイトのTheSixthAxisは、「最後のユニコーンを救うために『Eternity』をプレイしなければならないというのなら、ユニコーンには死に絶えてもらったほうがいいでしょう」と酷評しています。

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in ゲーム, Posted by log1l_ks

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