廃工場で子どもたちが大人たちと戦いを繰り広げる「ぼくらの7日間戦争」予告編公開

かつて同名映画で初主演を務めた宮沢りえさんが同じ役で出演することも話題となっている、映画「ぼくらの7日間戦争」の予告編が公開されました。

映画『ぼくらの7日間戦争』予告【12月13日(金)公開】 - YouTube

かつて、中学生たちが大人たちと戦った「七日間戦争」から30年。

北海道に暮らす高校生の前原守(声：北村匠海)は、思いを寄せる幼なじみ・千代野綾(声：芳根京子)が17歳の誕生日まで一週間を残して親の都合で東京へ引っ越さなければならない状況になっていることを知り「逃げましょう！大人に見つからない場所に」と声をかけます。

「嬉しい！私もそう思ってたの」と、この話に乗る綾。

仲間が集まり、綾が17歳の誕生日を迎えるまで、一週間限定の「バースデー・キャンプ」をすることに。

その滞在先として選んだのは、もはや観光施設としても使われていない、古い石炭工場。

家出生活を快適にするため、みんなで掃除をすることに。

しかし、工場にはタイ人の子ども・マレットが隠れていて、事態は守たちの想像もしなかった方向へ進んでいきます。

守たちは、工場にやってくる大人たちを撃退するために、いろいろな罠を張り巡らせ、戦いを繰り広げることに……。

はぐれた家族を探しているというマレットを助けることはできるのか。

かつての「七日間戦争」を知る中山ひとみ(声：宮沢りえ)は、守たちとどのように関わるのか。

そして、綾と守の物語の結末は。

主題歌は、1988年の実写映画ではTM NETWORKの「SEVEN DAYS WAR」が使われ、強い印象を残しました。

TM NETWORK / SEVEN DAYS WAR（TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-） - YouTube

その30余年後を描く本作では、新進気鋭のシンガーソングライター・Sano ibukiが担当。予告編で用いられている「決戦前夜」のほか「おまじない」「スピリット」の3曲を本作のために書き下ろしました。

Sano ibuki：
初めて「ぼくらの七日間戦争」に触れたのは、10代にもなっていない頃だと思います。自分にはない強さを持っている主人公達に圧倒され、そして憧れを抱いたことを憶えています。そんな作品の主題歌を担当させて頂けるということはなんとも不思議な感覚で、感慨深いです。原作とは違う時代、場所、人ではありますが、村野監督の原作にも劣らない信念を持ったこの作品の、強く眩しく、そして儚い様を音楽として形にできないか模索した末にこの曲達ができました。主人公達の7日間の闘いと共にお楽しみいただければ幸いです。

村野佑太監督：
初めてSano ibukiさんの音楽に触れた時、疾走感のある音楽と、魂そのものでもがいているような歌詞に綴られた世界観にすっかり魅了されてしまいました。優しく力強い声と、愛しさに溢れているのにどこか荒廃を纏って映る曲のビジョンは、大人への成長の中で揺れる若者の脆さと美しさに溢れているように思えます。『7日間戦争』という古典名作の中から響くibukiさんの新しい世界が、多くの人の心に届く事を願っています。

映画「ぼくらの7日間戦争」は2019年12月13日(金)公開です。

◆「ぼくらの7日間戦争」作品情報
キャスト：北村匠海、芳根京子、宮沢りえ(特別出演)、潘めぐみ、鈴木達央、大塚剛央、道井悠、小市眞琴、櫻井孝宏
原作：宗田理『ぼくらの七日間戦争』(角川つばさ文庫・角川文庫／KADOKAWA刊)
監督：村野佑太
脚本：大河内一楼
キャラクター原案：けーしん
キャラクターデザイン：清水洋
制作：亜細亜堂
配給：ギャガ KADOKAWA
製作：ぼくらの7日間戦争製作委員会
©2019 宗田理・KADOKAWA／ぼくらの7日間戦争製作委員会