Amazonがフィットネス機能を搭載したイヤホンを発表するとのウワサ
by garetsworkshop
アメリカの大手ニュース専門放送局CNBCは2019年9月23日(月)の報道で「Amazonがフィットネストラッキング機能を搭載したワイヤレスイヤホンの投入を計画している」と伝えました。
Amazon plans Alexa earbuds with fitness tracking, Echo with subwoofer
https://www.cnbc.com/2019/09/23/amazon-plans-alexa-earbuds-with-fitness-tracking-echo-with-subwoofer.html
CNBCの報道によると、Amazonが開発中のワイヤレスイヤホンは「Puget」というコードネームで呼ばれているとのこと。Pugetは人名であるほか、アメリカのワシントン州にある「Puget Sound(ピュージェット湾)」という湾の名前でもあります。
イヤホンには加速度計が内蔵されており、消費カロリーや移動した距離、速度などをトレース可能なフィットネス機能が実現されているとのこと。また、Amazonの音声アシスタントであるAlexaがサポートされており、「いつでもどこでもAlexaと会話できるようにする」というAmazonの戦略の一翼を担うデバイスだと目されています。
by monkeybusiness
一方で、単独でのモバイル通信機能は省かれており、使用するにはスマートフォンとの接続が必要になるとのこと。その分価格は抑えられる見通しで、CNBCは新しいイヤホンの価格は100ドル(約1万700円)を切ると予想。競合製品よりも手ごろな価格帯の製品を投入する、Amazonの姿勢が色濃く表れた価格設定になるだろうとしています。
CNBCは「Amazonは近年に入り、『ヘルスとウェルネス専門チーム』を設立するなど、ヘルスケア分野へ進出する意欲を鮮明にしています」と指摘。新製品のイヤホンはAmazonがヘルスケア分野に本格参入するための最初の足掛かりになるとの見方を示しています。特に、イヤホンは通常1人で使うものなので、Alexa用にパーソナライズしたデータの収集に最適だとのこと。
また、CNBCに情報をリークした匿名の情報筋によると、Amazonはイヤホンの他にも現行のEchoより一回り大きくて高音質なハイエンド型Echoの開発にも取り組んでいるとのことです。
by Status Quack
今回のCNBCの報道に先駆けて、経済紙Bloombergは2019年4月にも「AmazonがAppleのAirPodsに競合するAlexaのウェアラブルデバイスを2019年後半に発売する」と報道していたほか、2019年7月には「『Vesta』というコードネームのAlexa搭載ホームロボットも開発中」と伝えていました。
イヤホンが登場する詳細な時期は不明ですが、Amazonは2019年9月25日(水)にアメリカのシアトルにある本社で新製品の発表イベントを開催する予定で、そこに上記の新製品などともに発表されると期待されています。このことについてCNBCがAmazonにコメントを求めたところ、回答は得られなかったとのことでした。
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