水だしコーヒーを抽出速度&濃さを自分好みにして作れる「Wiswell Water Dripper」レビュー
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夏に飲みたくなる水出しコーヒーは、ゆっくり時間をかけて抽出するため、柔らかい口当たりになるのが特徴。この水出しコーヒーの抽出速度を15分~6時間に調整することで、コーヒーの濃さや口当たりを自分好みにすることが可能な「Wiswell Water Dripper」が登場しました。実際の使い勝手はどのような感じなのか?と気になったので、実際に使って確かめてみました。
Wiswell Water Dripper|テックウインド株式会社
https://www.tekwind.co.jp/Wiswell/products/entry_s315.php
これがWiswell Water Dripperのパッケージ。
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開封したところ、中には取扱説明書と本体が入っていました。
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本体サイズは底面直径68mm×高さ281mmで、重さは456g。一般的なタンブラーより一回り大きいサイズですが、女性でも片手で持てるサイズ&重さです。耐熱温度は90度で耐冷温度はマイナス40度となっています。
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全長123.8mmのiPhone SEと並べるとこんな感じ。本体前面には水滴が落ちる速度を調整するツマミがついています。ツマミの下にある丸窓から水滴が落ちる様子を確認できる仕組み。
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左側面には特に何もありません。
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背面にも水滴確認用の丸窓がありました。
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右側面には……
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コーヒーサーバーがしっかり締められているかどうかを確認するマーク。
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本体はコーヒーサーバー・ウォータータンク・バスケットホルダー・コーヒーバスケット・フタ・コックシャフトに分解できます。分解すると同梱品として丸型フィルターも出てきました。
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このシャフトがノズルに刺さるようになっており、シャフトを回すことで水滴の速度を調整できるわけです。
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ということで、実際にアイスコーヒーを抽出してみます。
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まずはコーヒーバスケットの底に丸型フィルターを敷きます。
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水出しコーヒーの基本的な材料はコーヒー豆40gと水300ml。40gのコーヒー豆を量ってみると、かなりの量でした。コーヒー1杯(約140cc)をいれるのに必要な豆の量はだいたい10gなので、4杯分の量ということになります。
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これをコーヒーバスケットに入れ……
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少しだけ水を注いでコーヒー豆を湿らせます。コーヒー豆を湿らせることで水がまんべんなくいきわたり、しっかりとコーヒーが抽出できるそうです。
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表面を平らにしたら……
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丸型フィルターを乗せ、これも水で湿らせます。
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コーヒーバスケットやウォーターサーバーをセットし……
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水300mlをウォーターサーバーに注いでいきます。
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これで準備は完了。
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本体正面にあるツマミで水滴が落ちる速度を調整します。ツマミを机に対して水平にしているとゆっくり水滴が落ち、垂直にするほど速度が増す仕組み。ただし、取扱説明書にはどのくらいの角度でどのくらいの速度になるのかが書かれておらず、ここは自分で試してみるしかありません。
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水滴の速度を調整している様子は以下のムービーから確認できます。
「Wiswell Water Dripper」で水滴の速度を調整してみた - YouTube
![](https://img.youtube.com/vi/656qBm5yXqY/maxresdefault.jpg)
水平にしていると10秒に1滴ぐらいのスローペースなので、今回はつまみの角度を45度、中程度にして抽出してみます。
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抽出の様子は以下から。中程度の速度に設定すると、だいたい45分ほどで抽出が完了しました。
「Wiswell Water Dripper」コーヒー抽出中の様子 - YouTube
![](https://img.youtube.com/vi/sV-PaopMkL0/maxresdefault.jpg)
抽出後、ウォータータンクは空になりました。
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水300mlを注ぎましたが、コーヒー豆が水分を吸収するためか、抽出後の液体は220mlほど。このあたりはコーヒー豆の湿らせ度によっても変わってきそうです。
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Wiswell Water Dripperを使って抽出したコーヒーは原液であり「2倍の水で割ることがオススメ」とのことですが、中程度の速度だとそこまで濃くはない印象。ただし、水出しコーヒーを家で入れると「ちょっと薄いかも……」と感じることがありますが、そういった物足りなさは全くなく、しっかりした苦み&酸味でキリッとした飲み口でした。コーヒーと同量の水で割ると口当たりが柔らかくなりますが、濃い目のコーヒーが好きな人なら氷を入れて原液のままゴクゴクいってもOKです。
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ということで今度はツマミをほぼ水平にして抽出を行います。
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低速にして抽出を行ったところ、かかった時間は5時間半ほど。
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45分で抽出したコーヒー原液とは見た目からして濃さが違います。
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飲んでみたところ、先ほどとは比べものにならないエスプレッソのようなクッキリした苦み&酸味。
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説明書の通り水を加え、氷を浮かべてちょうどぐらいの濃さになります。この状態だと250mlの原液を500~700mlほどにすることが可能なので、通常のコーヒーと同程度のコスパで作れそうです。
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さらに、ツマミを垂直にして最速で水出しコーヒーをいれてみます。
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最速の場合は15分ほどで完成。
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さすがに15分でいれたコーヒーは薄いのでは……と思いきや、5時間半の抽出液に比べれば濃度が低いものの、しっかりとコーヒーの苦みや酸味が閉じ込められていました。抽出液と同量の牛乳を入れてみると「濃いカフェオレ」という感じだったので、時間がない時でもアイスコーヒーをささっと作ることができ便利そうです。
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Wiswell Water Dripperは持ち運び可能なサイズですが、実際に使ってみるとトップカバーを上に乗せるだけの仕様だったので、水をウォーターサーバーに入れてからの持ち運びは難しそう。一方で底面の直径が68mmと牛乳パックとほぼ同じサイズだったので、冷蔵庫のドアポケットに入る点は便利でした。夜に仕込んで冷蔵庫に入れておけば、朝イチでキリッとしたアイスコーヒーを飲むことが可能なので、夏のお供にできそうです。
なお、Wiswell Water Dripperは記事作成時点でAmazonにて税込1万4800円で購入可能。カラーバリエーションはピアノブラックとクリームホワイトの2色となっています。
Amazon | Wiswell ウィズウェル Cold Brew コールドブリュー 水出し コーヒーサーバー Water Dripper ピアノブラック 黒 WIS-WD201PB | ウィズウェル(Wiswell) | ホーム&キッチン
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