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睡眠の質を大幅に改善するのは「就寝前の温かいお風呂」だと研究で再確認される

By Vladdeep

就寝前に温かいシャワーかお風呂に使って体を温めると、睡眠の質が大幅に改善されることがメタアナリシスを使った研究で示されました。

Before-bedtime passive body heating by warm shower or bath to improve sleep: A systematic review and meta-analysis - ScienceDirect
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1087079218301552?via%3Dihub

Want better sleep? Try a warm bath or shower 1-2 hours before bedtime, study suggests
https://theconversation.com/want-better-sleep-try-a-warm-bath-or-shower-1-2-hours-before-bedtime-study-suggests-121483

アメリカ睡眠医学協会はアメリカ人の3人に1人が睡眠障害を患っていると発表しているだけでなく、アメリカ国家安全保障会議は、居眠り運転などの眠気が原因の交通事故は年間約10万件も発生しており、死亡者は約1550人にも上ると報告しています。慢性的な睡眠不足は脳卒中・心臓病・免疫障害などを引き起こし、健康を害することも判明しています。

「睡眠時間が7時間未満だと早死にしやすい」と断言する睡眠研究の権威による「いかに眠るべきか」のアドバイス - GIGAZINE


テキサス大学で睡眠を研究しているシャハブ・ハガイェグさんらの研究グループは、睡眠と入浴の関係を調べた5000件以上の研究を再検討し、複数の研究のデータを照らし合わせて「睡眠に最適な入浴タイミング」を統計的に導き出しました。

その結果、40度から43度弱のお湯に10分間入浴しただけでも睡眠の質が大幅に改善すると判明。さらに、就寝時刻の2時間以内に入浴した場合、寝付く速度を約36%も速めてくれることもわかりました。

By choreograph

「なぜ入浴が睡眠を改善してくれるのか?」という理由について、ハガイェグさんは「私たちの体温は朝と夕方に高く、夜間の睡眠前には体温が低下します。お風呂に入ったりシャワーを浴びたりすると、血行が良くなり、血行が良くなると体の中心から体表面に温度が放出され、結果的に体温が下がるのです。つまり、温かいお風呂につかったりシャワーを浴びたりすると、やがて就寝に適切な体温にまで体が冷えるので、睡眠の質が良くなるといえます」と説明しています。

研究結果を発表したハガイェグさんは、「温浴の効果を得られるベッド」の開発に取り組んでいるそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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