ハードウェア

テスラが旧モデルユーザーにも新世代完全自動運転チップへのアップグレードを実施へ


テスラは2019年からモデルS、モデルX、モデル3に完全自動運転(FSD)向けの新たなハードウェア「HW3.0」を搭載しています。イーロン・マスクCEOは、この「HW3.0」を、旧来のHW2.5などを搭載したモデルのユーザーでもアドオンパッケージを購入していればアップグレードする予定であることを明らかにしました。

Elon Musk says free self-driving chip upgrade could come to older Teslas this year - The Verge
https://www.theverge.com/2019/7/8/20685873/tesla-fsd-chip-upgrade-2019-install-hw2-full-self-driving


テスラでは、2014年9月から自動運転向けハードウェアのバージョン1.0(HW1.0)の搭載をスタート。この時点では自動運転機能はオフになっていて、2015年10月から自動運転が使えるようになりました。

その後、2016年10月に「HW2.0」が、2019年には「HW3.0」がリリースされました。2019年第2四半期までに納入された自動運転対応のテスラ車は64万3000万台で、うち、52万8570台にHW2.0以上が搭載されているとのこと。


マスクCEOによると、HW3.0へのアップグレードが行われるのはHW2.0以上で「完全自動運転」のアドオンパッケージを購入した人。パッケージの価格は6000ドル(約65万円)。

さすがに全テスラユーザーがこのパッケージを購入したわけではないそうですが、マスクCEOはアップグレード対象は50万台に上ると語っています。


アップグレード時期は2019年第4四半期末の見込みです。

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in ハードウェア,   乗り物, Posted by logc_nt

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