レビュー

データ通信無制限&テザリングもできて通話やSMSも可能なアメリカ対応SIMカード「MOST SIM」レビュー


海外に行ったらまず空港でSIMカードを買って……という流れを想定する人は多いはずですが、ハワイに取材に行く際に知ったのは、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル空港)にはSIMカードを販売する場所がないということ。現地に着いて即SIMカードを利用するには日本であらかじめ購入するしかない……ということで、アメリカでT-Mobile回線を利用でき、データ通信制限なしで使いたい放題、テザリング可能で通話やSMSもできるという「MOST SIM」を使ってみました。

MOST SIM | Expert For International Prepaid Card
https://mostsim.com/

でこれが旅立ちに先立ってAmazonで購入したMOST SIM。5日間(2650円)から120日間(2万3600円)のプランが選べるのですが、今回は10日間で3490円のものをAmazonで購入しました。MOST SIMの注意すべきところは、アクティベートに2~3日かかるので、あらかじめ日本出発前に購入してアクティベート作業をする必要があるということ。ただ、説明書には「2~3日」とありますがAmazonには「アクティベート申請は少なくとも開通希望日の1日前までにお済ませください」とあったので、1日前でもギリギリいけるのかも。


折りたたまれている紙を開くと……


中にはSIMカードとSIMカードスロットを取り出すためのピン、SIMシリアルナンバー&パスワードが書かれたカードが入っていました。カードは全サイズ(標準、Micro、Nano)対応。


まずは海外で使用するスマートフォンでMOSTSIMのアクティベーションページを開きます。こんな感じのページが現れるのでスクロールして……


SIM番号とパスワードを入力して「次へ」をタップ。


IMEIや滞在時間、連絡先などを入力するアクティベーション情報を入力するページが現れます。


今回はiPhoneを使用したので、iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」を開き、IMEIのところを長押しして番号をコピー。


先ほどのページに戻り、IMEIのほか、滞在時間・名前・電話番号・メールアドレス・Amazon注文番号などを入力して「次へ」をタップ。


確認ページが現れるので「確認済み」を押せば準備は完了。日本で行う作業はここまでで、あとは現地でSIMカードを差し替えるだけ。


ハワイに到着。


持ってきたSIMカードを取り出し……


付属のピンを使ってiPhoneのSIMカードスロットを取り出します。


MOST SIMはT-Mobileの公式SIMカードなので、カードには「T-Mobile」のロゴが入っていました。カードを差し替えて……


ここで飛行機に乗っていた時に設定していたiPhoneの飛行機モードを解除。ほんの数秒でT-Mobile LTEの通信が可能になりました。


GIGAZINEのトップページも無事開くことができるようになりました。


空港で速度を計測してみたところ2.5Mbps。MOST SIMは3G/4G LTEネットを利用可能なのですが、ソフトバンクのアメリカ放題を使っていた同行者電波が安定していれば10Mbpsほど出ていたのでそれに比べるとやや遅めといえるかも。ただ、Raw画像を大量にアップロードする、というような感じではなく日常的な通信であれば全く問題ない速度です。


なお、飛行機の遅延などで滞在予定が延びてしまった時は、現地からSIMカードの有効期間を延長することも可能。期限の48時間前までに「[email protected]」宛で「延長したい」という内容を送ると、以下のような返信がきます。1日あたり790円の追加料金で期限を延ばせるとのことで、メールに記されているリンクをクリックすると……


PayPalのページに飛ばされます。PayPalアカウントを持っている人はログインから、持っていない人はその場でクレジットカードを登録してPayPalアカウントを作成することで支払いが可能になります。


MOST SIMが使用可能なT-Mobile 4G LTE B2/B4/B12対応のスマートフォン一例は以下の通り。

【iPhone】XR/XS MAX/XS/X/ 8/8 Plus/7/7 Plus/6s/6s Plus
【HUAWEI】
・HUAWEI P20
・HUAWEI Mate 10 Pro
・HUAWEI Mate S
・HUAWEI Mate 9
・HUAWEI P10 plus
・HUAWEI P10
・HUAWEI P9
・HUAWEI honor-8

【SAMSUNG】
・SAMSUNG S8 SM-G950P
・SAMSUNG S6 SM-G920I/SM-G920T

【SONY】
・SONY Xperia XZ2 Softbank
・SONY Xperia XZ1 SO-01K/ Softbank
・SONY Xperia XZs SO-03J/ 602SO
・SONY Xperia Z5 E6653

・MOTO G5S XT1790/XT1791
・HTC U11


また、T-Mobile 4G LTE B2/B4対応のスマートフォン一例は以下になります。B12対応は必須ではありませんが、対応していた方が電波受信がよくなります。

【iPhone】iPhone 6/6 plus
【HUAWEI】HUAWEI Ascend Mate 7
【SAMSUNG】
・SAMSUNG S8 SM-G950T/G950T1
・SAMSUNG S6 SM-G920V/SM-G920R7
・SAMSUNG S6 edge SC-04G

・SHARP AQUOS R softbank
・ONEPLUS 5 A5000
・STAR WARS Mobile softbank


なお、グアム、カナダ、メキシコといった地域は上記SIMカードの対象外となっています。

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in レビュー, Posted by darkhorse_log

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