注目度急上昇、中古の携帯電話は新品と比べてどれだけお得なのかを実際に比較してみた


携帯電話会社が販売店に通話料を原資とした販売奨励金を支払うことで携帯電話端末を安くする「インセンティブモデル」からの転換や端末自体の高機能化を受けた携帯電話端末価格の高騰が続いたことで従来のように手軽に買い換えることができなくなった結果、安価に購入できる「中古携帯電話(中古ケータイ)」に対して注目が集まっています。

そこで今回、中古ケータイは新品の携帯電話と比較してどれだけお得なのかを実際に比較してみました。

中古ケータイの選び方や、購入するときの注意点などもまとめてあるため、以下のような条件に当てはまるユーザーはチェックしてみるといいかもしれません。

・とにかく安く機種変更したい
・携帯電話を水没させてしまった、盗難されてしまった
・複数台の携帯電話を気分に合わせて使い分けたい

詳細は以下から。
■中古ケータイとはどのようなものか
中古の携帯電話とはパソコンなどのデジタル機器やマンガ本などの中古販売と同じで、基本的に誰かが携帯電話店で契約したものの、解約されるなどして利用されなくなったものです。

■中古ケータイのメリット
基本的に新品よりも安価なのが中古ケータイのメリットです。また、中古ケータイには従来携帯電話を機種変更する際に生じていた、契約期間に応じた端末価格の変動などの影響を受けずに機種変更できるほか、NTTドコモやソフトバンクモバイル、ウィルコムのW-SIM対応端末、イー・モバイル端末などは店舗で機種変更手続きを行わなくても、固有の番号が付与された「SIMカード」を差し替えるだけで利用可能であるため、スマートフォンや音声端末などを複数台購入して、状況に応じて手軽に使い分けるといったことが可能になるというメリットもあります。

そして携帯電話を水没などで壊してしまい、携帯電話会社の保証サービスを使って修理したものの、さらに壊してしまって保証が受けられない場合などの強い味方でもあるほか、ほぼ新品同様の「未使用品」が流通している場合もあるため、誰かが使った携帯電話を利用することに抵抗がある人でも手軽に利用できるようになっています。

■中古ケータイを選んでみた
では実際に中古ケータイはどれだけお得なのでしょうか。大阪の電気街として有名な日本橋に足を運んで、実際に大阪最大の規模を誇る某家電量販店で販売されている携帯電話の機種変更価格と比較してみました。

※価格はいずれも2009年6月下旬のもので、店頭在庫や価格は時期によって変動するので注意が必要です。

最初に訪れたのは日本橋にある「じゃんぱらD-Style NAMBA」です。


入ってすぐに中古携帯電話コーナーがあります。


NTTドコモやソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイルの端末がずらりと並んでいます。価格はあくまで時価であるほか、在庫数も変動するため、掘り出しものを見つけるために何度も足を運ぶと良いようです。また、公式サイトで在庫状況をチェックすることも可能。


ソフトバンクモバイルのダブルワンセグ対応AQUOSケータイ「932SH」は3万8800円。なお、家電量販店での機種変更価格は新スーパーボーナス適用時が8万5920円で、月月割として契約3ヶ月目から毎月2000円ずつ24ヶ月間キャッシュバックされるため、約26ヶ月間利用し続けて初めて中古を下回る実質価格(3万7920円)になります。


NTTドコモのVIERAケータイ「P-07A」は4万9800円(新品価格5万8800円)です。


同じくNTTドコモの「SH-03A」は3万6800円(新品価格5万1870円)で「N-08A」は4万9800円(新品価格5万7120円)。そしてエヴァケータイのベースモデルとなった「SH-06A(AQUOS SHOT)」は4万9800円(新品価格5万8800円)となっています。


ウィルコムのスマートフォン「WILLCOM 03」は1万9800円と2万6800円です。なお、家電量販店での機種変更価格はW-VALUE SELECT適用時が6万3120円で、契約月から毎月1250円が24ヶ月間キャッシュバックされるため、約24ヶ月間利用し続けた実質価格は3万3120円になります。


続いてお隣にある「パソコンショップイオシス なんば店」を訪れてみました。


入口には今週おすすめの中古ケータイ情報なども。


中古携帯電話コーナー。かなり広い面積を占めています。


NTTドコモ端末が充実。


au端末の取り扱いがあるのがイオシスの強みです。


au端末の場合はauショップに端末を持ち込んだ上で2100円の手数料を支払って機種変更する必要がありますが、一部の端末では2100円のキャッシュバックが行われているとのこと。


ほぼ未使用にあたる「工場出荷状態」の「iida G9」がなんと2万9800円。ちなみに家電量販店の機種変更価格はシンプルコースの一括払いで4万4280円(指定オプション未加入時は5万8455円)なので非常に安価です。


CA001」は2万4800円。家電量販店のシンプルコース一括払い時の機種変更価格である2万2260円よりは高いものの、指定されたオプションに未加入の場合の4万1685円よりは安いという結果に。


ソフトバンクモバイルの「932SH」は4万9800円。「じゃんぱらD-Style NAMBA」よりも1万円程度高価ですが、こちらは工場出荷状態。


NTTドコモのハイエンド端末「SH-04A」は残念ながら品切れ。どうしても欲しい人は頻繁に店舗に足を運ぶといいかもしれません。また、在庫がある場合は他店からの取り寄せも可能。


数千円で買える端末も。こちらはNTTドコモ。


au


ソフトバンクモバイル


イー・モバイルのスマートフォン「S21HT」が3万4800円で販売されていたので、さっそく購入してみました。ちなみに家電量販店での機種変更価格はベーシックプランで購入した場合、6万3980円です。


さっそく編集部にあるイー・モバイルのデータ通信カード「D23HW」から「S21HT」に機種変更してみます。


「D23HW」の背面にSIMカードのスロットがあります。


カバーを開けたところ。SIMカードを取り出してみます。


これがSIMカード。データ通信端末用のSIMカードは赤色(音声端末用は白)です。


「S21HT」のカバーを外して、SIMカードをスロットに差し込むだけで機種変更完了。データ通信端末専用の赤いSIMカードを差し込んだ場合、通話や公式サイトやEMnetメールが利用できないといった制限がありますが、スマートフォン単体でブラウジングなどが可能に。なお、音声端末用のSIMカードを使った機種変更の場合、制限はありません。


■中古ケータイを選ぶときの注意点
このように非常に便利な中古ケータイですが、前の持ち主が割賦販売代金を払い終えないまま手放した端末であった場合や、携帯電話ショップから盗まれた端末であった場合などに、携帯電話会社が通話やパケット通信サービスを規制することが問題となっているそうです。

しかし「じゃんぱらD-Style NAMBA」および「パソコンショップイオシス なんば店」のスタッフによると、そのような事態が発生した場合、店頭で交換または返金措置を行っているとのこと。また、オークションサイトなどで購入した中古ケータイに同様の問題が起きた場合、トラブルに繋がりかねない可能性もあることから、なるべく実際に店舗を構えている店で買ってもらった方が良いのではないかとしています。

イオシス店内にあるPOP。完全保証が行われています。

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