Microsoftの大画面端末「Surface Hub 2S」の出荷時期が判明、別売りカートリッジ装着でさらに機能アップ
MicrosoftはタブレットPCをはじめとする製品群であるMicrosoft Surfaceシリーズを発売していますが、2015年には薄型テレビやホワイトボードのような大画面端末「Surface Hub」をリリースしました。会議やリモートワークの未来を変えるとされているSurface Hubの最新バージョン「Surface Hub 2」は、端末本体とアップグレード用のカートリッジが二段構えでリリースされる予定となっており、2019年6月からSurface Hub 2の第1弾として「Surface Hub 2S」がリリースされると発表されました。
Microsoft’s Surface Hub 2 hands-on: a collaborative PC for the future - The Verge
https://www.theverge.com/2019/4/17/18410833/microsoft-surface-hub-2-price-size-specs-features-hands-on-video
Microsoft reveals bigger 85-inch Surface Hub 2 model - The Verge
https://www.theverge.com/2019/4/17/18312031/microsoft-surface-hub-2-85-inch-model-specs-release-date
Surface HubはWindows 10搭載の薄型大画面端末であり、指でタッチしたりスタイラスペンを使ってホワイトボードのように書き込みをしたりすることが可能。もちろんWindows 10で動作する各種ソフトウェアを使うこともできる上に、個人が持つ端末と連携作業を行うこともできるとのこと。
2019年6月の出荷が発表されたSurface Hub 2Sがどのような端末になっているのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。
Microsoft Surface Hub 2 hands-on: a $9K PC on wheels
大画面端末の開発を進めてきたMicrosoftは2019年6月、Surface Hub 2Sと名付けられた大画面端末をリリースする予定だと発表しました。
一見すると薄型テレビのようにも見えますが、最新のWindows 10を搭載しており、職場で使うソフトウェアを動かすことが可能。
Surface Hub 2Sはアスペクト比が3:2の50インチディスプレイであり、重量は約28kgです。
3840×2560ピクセルで4K解像度を実現しています。タッチやスタイラスペンで画面を操作することが可能であり……
スピーカーも本体に統合されています。ベゼルはわずか15.5ミリメートルしかありません。
上部には取り外し可能な4Kカメラが付属しています。
ユニット全体の薄さは前モデルのSurface Hubと比較して60%も薄くなっているとのこと。
また、Surface Hub 2Sには専用のスタンドが用意されており……
スタンドを使ってSurface Hub 2Sを部屋から部屋へ移動させることが可能。
また、スタンドには別売りの専用バッテリーを搭載することができるため、電源に接続しなくても2時間はSurface Hub 2Sを利用できます。
Surface Hub 2Sはホワイトボードのようにメモを書き込んだり……
各種ソフトウェアを利用したりと、仕事や会議に必要なことを幅広く実現可能。
スタイラスペンは画面の横にくっつくようになっています。
Surface Hub 2Sを利用することで、職場内のコラボレーションが格段にアップするとのこと。
また、MicrosoftはSurface Hub 2Sのリリースに続き、2020年には新たにプロセッサカートリッジを発売する予定としています。
CPU、RAM、GPU、今後実現する新たなソフトウェアなどを搭載したカートリッジはSurface Hub 2Sの裏側に簡単にセットすることが可能であり、端末の性能を大幅にアップデートすることができるとのこと。Surface Hub 2Sにカートリッジをセットすることにより、「Surface Hub 2」としての性能をフルに発揮できるそうです。
カートリッジをセットしたSurface Hub 2は画面の回転や……
複数画面の連結に対応するとのこと。
Surface Hub 2Sは2019年6月からアメリカ国内に出荷される予定。
モニターであるSurface Hub 2Sは8999ドル(約100万円)、専用のスタンドが1449ドル(約16万円)、バッテリーは1400ドル(約15万7000円)となっており、プロセッサカートリッジの価格は未定となっています。付属品を含めたSurface Hub 2の総額は1万2000ドル(約135万円)を超えるとみられています。
なお、MicrosoftはSurface Hub 2の85インチモデルも開発を進めているそうで、これは50インチモデルとは違ってディスプレイのアスペクト比が16:9となっている模様。85インチモデルは2020年に出荷される予定となっており、記事作成時点では販売価格は未定です。
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