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人を成功に導く人脈を作るための9つの方法

by johnhain

「人と人とのつながりやネットワークが人生を成功に導く」となんとなく理解していても、具体的にどう役に立つかはピンと来ない人も多いはず。人材派遣サービスParedの創設者デイブ・ルー氏が自身の経験から、人脈が成功をもたらした具体例とともに人脈の大切さをまとめています。

Your Network Determines Success More than You Realize
https://medium.com/swlh/your-network-determines-success-more-than-you-realize-41a3e889ecea

ルー氏は絵画の世界を例に挙げ、「ゴーギャンピサロに代表される印象派の巨匠らが、有名になるよりずっと前から知り合い同士だったのは単なる偶然だとは思えません」と主張しています。というのも、後に「印象派」として成功する画家たちの多くは当時世間に認められておらず、絵を展覧会に出展することができなかったため、落選展に飾ることを余儀なくされていました。落選展に出展した若い画家の中には、セザンヌの名前もあります。セザンヌは美術学校の入試に落ちたため民間の画塾アカデミー・スイスに通いますがそこに通っていたモネルノアールと生涯の友となりました。その後セザンヌはモネの紹介で彫刻家ロダンや美術批評家のジェフロワと出会いますが、この時ロダンから強いインスピレーションを受けたことが、後に「近代絵画の父」と呼ばれることになるセザンヌの転換点になったともいわれています。

印象派の画家たちやハリウッドスターたちの成功は才能あってのものですが、ルー氏によれば、仮に才能があってもチャンスがなければ成功への道は開かないだろうとのこと。美術館で見ることができる巨匠の絵と、有名にならなかった当時のほかの画家の絵の違いを具体的に指摘できる人はそう多くありません。事実、印象派の巨匠たちの絵は、世に出た当初は批判と冷笑の的となっていました。同様に、現代にも才能にあふれた俳優や歌手はたくさんいますが、名声を得ているのはごく一部です。成功につながるネットワークを持っていたか持っていなかったかが、有名なスターになる人とそうでない人の違いだといっても過言ではありません。

◆1:人脈はチャンスにつながる
ルー氏がParedを起業したように、スタートアップ事業の世界では人脈を持っているかどうかが成功に直結します。ルー氏が才能ある人々や、起業するための資金を集められたのも、ルー氏の人脈がきっかけだったとのこと。有名な例としては「PayPalマフィア」があげられます。「PayPalマフィア」とは、親交が深い十数名の元PayPal社員のことで、 テスラのCEOイーロン・マスクやLinkedInの創設者リード・ホフマン、YouTubeの創設者となったチャド・ハーリースティーブ・チェンジョード・カリムなどが名を連ねています。人脈がチャンスにつながる瞬間を、ルー氏はサーフィンの波に例えています。サーフィンでよい波に乗るためには、ちょうどよいタイミングでちょいどよい場所にいることが大切で、波を見てからそこに泳ぎに行ったのでは間に合いません。人と人とのつながりは、大波に乗るようにして人を一気に成功に近づけてくれます。

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◆2:地道に人脈を構築する
「有益な人脈を作るのに王道はありません」とルー氏。TwitterやFacebookなどのSNSなら手軽に人脈が作れますが、希薄なつながりではあまり意味はありません。SNSが駄目だというのではなく量よりも質が大事で、うまくいっている時はもとより、行き詰まっている時でも苦楽を共にできるような絆こそが本物の人脈といえるとのこと。

◆3:人のために働く
誰しも人の助けとなれるような人とつながりたいと願っています。人脈を作るには人との関わりの中で才能を発揮することが大切で、金銭的な利益や直接会うことは重要ではありません。自分が持っている知識や経験を積極的に活用して人脈に貢献することで、人脈を拡大し、人脈をより価値あるものにしていくことができます。

◆4:見返りを期待しない
どんなに能力があっても、自分のためにしか行動しない人に人はついていかないものです。見返りを求めることなく知識や情報をオープンにして、人助けができそうならなんでもやるようにすると、後で10倍になって返ってきます。日本にも「情けは人のためならず」ということわざがありますが、ルー氏はこれを「カルマ」と呼んでいます。

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◆5:人脈のメンテナンスを欠かさない
ルー氏は人脈を作る時にはビジネスに特化したSNSであるLinkedInを活用するとのことですが、LinkedInで連絡を取り合う人を厳選する代わりに、一度つながりを持った人との関係は非常に大切にしているとのこと。例えば、20年前に会った人を覚えていたり、誰かと撮った写真を見ただけでいつ、どんな時に撮ったか思い出せるようにしているそうです。そうやって人とのつながりを大事にすることで、人脈が希薄化することなく価値を保つとのことです。

◆6:誰かに話しかけることを恐れない
あるときルー氏は一冊の本を読んで感銘を受け、すぐに著者に電子メールを送りました。その結果、Eメールに返信がもらえただけでなく、次の週には一緒に食事をとり、今では素晴らしいビジネスパートナーになることができたとのこと。その相手とはAppleの最初のエバンジェリストであるガイ・カワサキ氏です。この経験からルー氏は、「誰かに話しかけたり連絡を取ったりすることを決して恐れるべきではない」と考えるようになったそうです。どうせ、最悪の結果が待っているとしても、それはせいぜい断られるか無反応かに過ぎないからです。

◆7:たくさんのネットワークに身を置く
もし交流を持つ人がたくさんいる場合でも、いつも同じ人としか会わないのであればそれ以上人脈は広がらないものです。業界が違うとか、遠くに住んでいるとか、直接的な利益に結びつかないという理由で関わり合いを制限すると、人脈がそれ以上成長しなくなります。さまざまな分野に精通したいろいろな人と出会うことで、人と人とのつながりが相乗効果を生み出し、人脈をより価値あるものにしていきます。

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◆8:率先して橋渡し役になる
人脈が広がるにつれて、まったく関わり合いがない人たちの共通の知人になることがあります。そんな時、ルー氏は積極的に彼らを引き合わせて、知り合い同士の輪の一部にしてしまうとのこと。そうすることで人脈が豊かになるだけでなく、「人に人を紹介すること」自体も、「人のために働く」ことにつながっていきます。

◆9:人前で人を褒める
ルー氏は、人の努力を称賛して支援することがビジネスでは大切だと説きます。誰かがプロダクトを発表したらすぐにリツイートし、また誰かが資金調達しようとしたら自分が何か役に立てるか尋ね、資金調達に成功したら大々的にたたえるようにしているとのこと。そうやってより多くのニュースをシェアし、人を宣伝することが、自分自身の宣伝にもなるとのこと。

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in メモ, Posted by log1l_ks

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