アニメ

海から始まり宇宙へつながる生命の壮大な神秘を描く「海獣の子供」特報映像&キービジュアルが公開中


2019年6月7日に全国公開されることが決定した、「鉄コン筋クリート」「マインド・ゲーム」で知られるアニメ制作会社のSTUDIO4℃の長編アニメーション映画「海獣の子供」の特報映像が公開されています。第38回日本漫画家協会賞優秀賞や第13回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞にも選ばれた五十嵐大介による同名の長編漫画が原作で、監督は渡辺歩、音楽は久石譲、主要キャストは芦田愛菜、石橋陽彩、窪塚愛流です。

アニメーション映画「海獣の子供」公式サイト
https://www.kaijunokodomo.com/

公開されたキービジュアルが以下。


「海獣の子供」の特報映像は以下から見ることができます。

【6.7公開】 『海獣の子供』 特報1(『Children of the Sea』 Teaser trailer ) - YouTube


照りつける太陽を手で透かしながら見上げる安海琉花。


水族館の水槽の中から微笑みかけるのは、不思議な雰囲気をまとう少年・海。


タンクローリーから半透明の魚があふれだしています。


じろりとにらむ巨大な目。


琉花の腕をつかんで泳ぐ海。


健康的に焼けた弟の海とは違い、白い肌と青く透き通る瞳を持つ兄の空。


「海獣の子供」は2019年6月7日に全国公開されます。


主演の安海琉花の声を演じるのは、14歳ながら数々の映画やドラマ、CMで活躍する芦田愛菜。物語の鍵を握る双子のうち、弟の海を演じるのは「リメンバー・ミー」で主人公のミゲルを演じた石橋陽彩、兄の空を演じるのはデビュー間もない窪塚愛流。各キャスト、および原作者・監督からのコメントも公開されています。


芦田愛菜さん:
「命のはじまりってどこにあるのだろう。自分の存在意義って何だろう。」と、同じ14歳の琉花と一緒に考えたり、知りたいと思いながら演じさせて頂きました。「自分の気持ちを誰かにわかってもらいたいのに、上手く言葉にして想いをぶつけられない」という彼女のもどかしさにも、すごく共感できました。渡辺監督のこだわり、五十嵐先生の想いを現場で沢山伺いました。ひとつひとつのシーンごとに立ち止まって、そしてキャラクターと向き合いながら、声を通して作品を一緒に作らせて頂けたことをとても嬉しく思っています。

石橋陽彩さん:
この映画の第一印象は、海や街並みの色がとても綺麗で繊細に描かれているので「リアル」を感じました。映画の世界に引き込まれるほどのブルーを皆さんにも観てほしいです。そして、僕が演じた「海」は、嬉しいことも、悲しいことも、ありのままに表現する少年なので、僕も声変りの今をありのままに受け入れて役に入り込むことができたと思います。「海」の息づかいはシーンごとにこだわりがあるのでそちらもぜひ注目してほしいです。芦田さん、窪塚さんとの初共演も楽しみです!

窪塚愛流さん:
僕と歳が近い魅力的な「空」の役になりきり初めての声優に挑戦したい!ということと、父が「海獣の子供」 の漫画がとても好きだということで、コレはやるしかない!と思い挑戦しました。出演が決まり、とても嬉しく、ワクワクしています。自分はまだこの仕事を始めたばかりで、声優は初めてということもあり上手くできるか不安もありますが、今まで練習してきた事を全て活かし、監督さんや、原作者の五十嵐大介さんが思う「空」になりきりたいと思っています。

原作者・五十嵐大介さん:
「海獣の子供」は、キレイな型にあてはめるとどうしても零れ落ちてしまうような事を、それでもなんとか形にしようと思いながら描きました。
先日、漫画にはない“音”の制作現場に少しだけ立ち会いました。久石さんの音楽の収録は映像を流しながら行われていて、映像に音が乗った瞬間、一気に世界が立ち上がり、自分が海の風に飲み込まれるような感覚になりました。その映像は壮大さに加え、細やかな演出と作画 によって原作では描き切れなかった登場人物の心情に寄り添ったシーンになっていました。芦田愛菜さんの 声は聞く人を引き込む独得な響きを湛えていて映画の世界にずっと浸っていたい気持ちになりました。
映画と漫画は全く違う表現です。でも「海獣の子供」への思いは、映画を制作した皆さんと共有出来ていると思います。完成した形を大画面で観るのが待ち遠しい!です。

監督・渡辺歩さん:

遂に!この映画を皆さんにご覧頂ける時が来たことを大変嬉しく思います。
孤高の「描写力」を誇る原作に肉迫すべく、徹底して「描き」に拘るスタッフ達が一筆一筆を刻み付けた“カット”を、宇宙の律動を紡いだ音楽で“シーン”として鮮やかに染め上げて下さった、久石譲先生!芦田さん、石橋さん、窪塚さんをはじめとした最高のキャストによって“ドラマ”が織り成され…。この映画は全ての要素が高い密度で結合しているのです。「何ものにも似ていない原作」から、「何ものにも似ていない映画」が生まれました。言葉として書き表すのがもどかしいほど、この手応えに私は興奮しています。「14 歳」の少女を通して見つめる、命の不思議とロマン。この物語の最後に彼女が何を感じるのか…。
皆様に是非見届けていただきたいです


五十嵐さんは情報解禁に合わせて描き下ろしイラストをツイートしていました。

映画「海獣の子供」6月7日より全国ロードショウ!

本日情報解禁になりました!
映画情報は公式サイト→https://t.co/JOJkgjAV4J等での発表が中心になりますが、五十嵐大介お知らせでも周辺情報を順次発信して参りますのでよろしくお願いします。

書き下ろしです!↓ pic.twitter.com/sU1Up1qfi1

— 五十嵐大介お知らせ (@igadaioshirase)


◆作品情報
原作:五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)
キャスト:芦田愛菜、石橋陽彩、窪塚愛流
監督:渡辺歩
音楽:久石譲
キャラクターデザイン・総作画監督・演出:小西賢一
美術監督:木村真二
CGI監督:秋本賢一郎
色彩設計:伊東美由樹
音響監督:笠松広司
プロデューサー:田中栄子
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:「海獣の子供」製作委員会
配給:東宝映像事業部
公式サイト:https://www.kaijunokodomo.com/
公式 twitter:@kaiju_no_kodomo
©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」主要キャラクターが登場する第2弾PV解禁 - GIGAZINE

「原画の絵をそのまま画面に出す」という「フリクリ プログレ」第5話でのシグナル・エムディの取り組みとは - GIGAZINE

「リヴィジョンズ」を新たな代表作にするべく谷口悟朗監督と作品に取り組んだ制作会社・白組のスタッフ陣にインタビュー - GIGAZINE

未来世界で人類を背負った戦いに身を投じる少年少女の姿を描くSFアニメ「revisions リヴィジョンズ」監督・谷口悟朗&CG監督・平川孝充インタビュー - GIGAZINE

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」メカニカルデザイン・玉盛順一朗さんインタビュー、煙突と第三艦橋と「波動防壁」の秘密とは? - GIGAZINE

in 動画,   映画,   マンガ,   アニメ, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.