喉に貼り付けて電気刺激でいびきを軽減してくれる「スノアサークル EMSパッド いびきストッパー」を実際に使ってみた
いびきを軽減してくれる装着型デバイス「Snore Circle」シリーズから、喉に貼り付けて電気的刺激でダイレクトにいびきに作用する「スノアサークル EMSパッド いびきストッパー」が登場しました。スマートフォンと連動していびきや睡眠状態のチェックもできるとのことなので、実際の使用感はどんなものかチェックしてみました。
EMSタイプ | Snore Circle|スノアサークル日本公式サイト|
http://www.snorecircle.jp/lineup/ems/
スノアサークルは黒を基調にした高級感の漂うパッケージです。
パッケージの中には、充電用Micro-USBケーブル・充電スタンド・スノアサークル本体・電極パッド・取り扱い説明書などが入っていました。
スノアサークル本体は横4cm×縦2.5cmと手のひらにすっぽり収まるようなようなサイズで、重さはわずか10g。ソラマメのような形状のデバイスです。
本体は側面に電源スイッチがついています。電源スイッチを長押しすると……
こんな感じで、電源がONになります。電源スイッチは他にもスノアサークル用アプリ「Sleeplus」と同期するときに使用します。
裏側は充電・接着用のマグネットがついています。
充電スタンドにもマグネットが内蔵されており、近づけると充電スタンドに本体が磁力でピッタリくっつきます。
充電スタンドの背面にはMicro-USBポートがあるので、付属のMicro-USBを差し込んで……
USB電源アダプタなどに繋ぐことで充電が可能です。
本体天面の電源インジケータの色でバッテリー残量をチェックできます。画像のようなオレンジ色の状態ではバッテリーの残量は残りわずかです。また、アプリを使用することでバッテリー残量がパーセント単位でわかるとのこと。
スノアサークル用スマートフォンアプリ「Sleeplus」を使うと、スノアサークル本体の細かい設定などが可能なので、まずはSleeplusをインストールします。SleeplusはiOS、Androidに対応しています。
「Sleeplus」をApp Storeで
https://itunes.apple.com/jp/app/sleeplus/id1436793712
sleeplus - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.vvfly.sleep&hl=ja
今回はiOS版を使用します。上記のURLにアクセスしたら、「入手」をタップ。
「インストール」をタップすると、自動でインストールが始まります。
インストール完了後、「開く」をタップしてSleeplusを起動します。
Sleeplusに通知の許可をする場合は「許可」をタップします。
チュートリアルが表示されるので、左にスワイプして読み進めます。
チュートリアル終了後、「使用を開始する」をタップ。
Sleeplusを使用するにはアカウントを作成する必要があります。Facebookアカウントでログインすることも可能ですが、今回はアカウントを新規作成します。メールのアイコンをタップ。
メールアドレスとログインパスワードを入力して、「確定」をタップします。
「使用するニックネーム」「性別」「生年月日」「身長」「体重」を入力して、「次のステップ」をタップするとアカウントの作成は完了です。
次はスマートフォンとスノアサークルをBluetooth接続します。「スノアサークルを接続」をタップ。
今回はEMSタイプのスノアサークルを使用しているので、「EMS」をタップ。
「スノアサークルを検索中....」と表示されるので、スノアサークルの電源をONに。
画面上にスノアサークル本体が表示されるので、タップします。
するとスマートフォンとスノアサークルがBluetooth接続されました。「いま体験してください!」をタップして、Sleeplusの利用を開始します。
Sleeplusのホーム画面はこんな感じ。画面中央をタップします。
カレンダーが表示されます。画面右上の歯車アイコンをタップして、設定画面を開きます。
「設定」ではスノアサークルの設定を変更することができます。「感度」を強くすると小さないびきでもスノアサークルが動作するようになります。「いびきストップ強度」ではスノアサークルが発生するEMS低周波の強さを決定出来ます。「いびきストップ動作を遅らせる」では眠りについてから一定時間が経過した後にスノアサークルを起動するように設定が可能です。
また、「いびきストップ強度」に関して、強以上の設定を試してみた被験者が「トラウマになるレベル」とコメントを残すほどの強さだったので、まずは「最弱」設定から試してみることをオススメします。
実際にスノアサークルを使ってみます。まずは「電極パッド」を喉に貼り付けていきます。電極パッドは使い捨てのシートで、最初に同梱されている10枚を使い切ると、追加で購入する必要があります。
電極シートを保護フィルムから剥がして……
アゴの下、喉に近い位置に貼り付けます。説明書によると「接着面のジェルシートは清潔に使用するため、使用前に石けんか水で洗ってください」とのことですが、洗ってみると粘着力が低下し、剥がれやすくなったので今回はそのまま使用しています。
電極パッドの山なりの部分がアゴ側、くぼんでいる部分が喉側になるように貼り付けます。
スノアサークル本体の電源をONにして、電源スイッチが喉に近い側に来るように貼り付けます。
装着するとこんな感じ。電極パッドとスノアサークルの重さの合計は23gで、重さ自体はあまり感じません。しかし、「喉に粘着テープがくっついている」という状態がなんとも言えない感触で、違和感があります。
実際に布団に入ってみると、スノアサークルと布団が接触してしまうのが気になります。寝返りを打つと粘着部が剥がれてしまいそうです。
今回はほぼいびきをかかない人間からいびき回数の多い人間まで複数人で実験を実施しました。その結果、スノアサークルが間違いなく動作するということが確認できました。
まず、「普段はほぼいびきをかいていない」という人間の場合、6時間45分の睡眠の中で「いびきをかいていた」時間はSleeplusアプリによると50分。その中で、73回いびきをかいていて、スノアサークルはそのすべての防止に成功していたようです。
一方、いびきの回数が多いと成功率は落ちます。極端な例ですが、いびき回数が1300回オーバーだった事例では、防止できたのはわずかに82回で、成功率はわずか6%でした。
実際にどのようにいびきが止まるのか録音してみた結果がコレで、上が装着時、下が非装着時。いったんいびきの波が途切れているところがスノアサークル動作のタイミングだとすれば、数十回に1回ぐらい止めてくれるという感じ。
ただ、スノアサークル装着のために喉に貼り付ける電極パッドの異物感はなかなかのもの。また、いびき軽減のための低周波刺激が最弱でも強すぎて目が覚めてしまい眠りの妨げになるという意見もありました。「低周波治療器の『最弱』よりも弱め」ぐらいの刺激ではあるのですが、喉への刺激としてはかなり強烈なので、神経質な人だと眠り続けるのは難しいかも。スノアサークルそのものではありませんが、スノアサークルの重みで電極パッドがはがれてしまうことがあり、うとうとしているときにはがれたのを感じて「つけ直さないと……」と目が冴えてしまうこともありました。
起床後、はがれていたのを見つけたことも……。
「スノアサークル EMSパッド いびきストッパー」は正式な発売日はまだ未定ですが、2019年3月中の発売を予定しているとのことです。
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