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5周年を迎えた数千人が同時にポケモンをプレイする「Twitch Plays Pokemon」は実況配信のTwitchを大きく変革したとTwitchのディレクターが語る


2014年2月にスタートした「Twitch Plays Pokemon」は、ゲーム実況配信のTwitch上で数千人もの視聴者が同時にポケモンをプレイするというもの。5周年を迎えた「Twitch Plays Pokemon」を祝い、Twitch Studiosのディレクターである「djWHEAT」ことマーカス・グラハム氏がツイートしており、「Twitch Plays PokemonがTwitchを変えた」と最大級の賛辞を送っています。

djWHEAT(@djWHEAT)さん | Twitter
https://twitter.com/djWHEAT

Twitch Plays Pokemon began five years ago - Polygon
https://www.polygon.com/2019/2/12/18221792/twitch-plays-pokemon-anniversary

「Twitch Plays Pokémon」はTwitchボットを使って数千人のプレイヤーが同時に1つのポケモンをプレイするというもの。チャットに入力されたコマンドをベースにポケットモンスター 赤をプレイするというもので、数千人が同時に別々の指示を送るためもはやカオスとしか言い表しようのないゲームプレイが発生し、多くのユーザーの注目を引きつけました。Twitch Plays Pokémonがスタートしたばかりの頃のゲームプレイがどのようなものであったかは以下の記事を読めばよくわかります。

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一時は同時視聴者数が12万人を超えたというTwitch Plays Pokémonは、約16日間のプレイでついに殿堂入りを果たします。

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さらに、ミュウツーをゲットしてポケモン図鑑を全コンプリートしました。

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Twitch Plays PokémonはTwitch上で配信されていた他のコンテンツとは明らかに異なるものであったことは明らか。多くのユーザーを獲得したことでチャットボットの機能性を向上させるための技術的な取り組みも加速。しかし、視聴者が増えることで「ボットがどのボタンを押すべきか」を判断することがますます困難になっていったため、配信では視聴者のコメントがリアルタイムでゲームに反映される「無秩序状態(アナーキー)」もしくは、一定時間内で最も多く投稿されたコマンドを反映する「民主主義(デモクラシー)」のいずれかでボットにコマンドを決めさせることが定着します。このアナーキーとデモクラシーという2つのプレイスタイルは、Twitch上でコンテンツと視聴者の双方向性に劇的な影響を与えることとなります。

そんなTwitch Plays Pokémonについて、Twitch Studiosのディレクターを務めるdjWHEATが以下のようにツイートしています。

「ちょうど5年前、Twitchはまったく別の場所でした。なぜか?2014年2月12日まで、2014年に世界記録を打ち破ることとなるTwitch Plays Pokémon(TPP)という小さな配信が存在しなかったからです。この配信は相互作用を再定義し、ここで無秩序状態と民主主義の対決が起こりました。TPPがTwitchを変えたということを決して忘れないでください」と、TPPがそれまでのTwitchの在り方を大きく変えるキッカケになったと語っています。


さらに、「TPPはポケモンファンに影響を与えただけでなく、Twitchに直接大きな影響を与えました。TPPはTwitchというメディアがイノベーションの場として既に熟していること、そしてそれまで存在しなかったインタラクティブなコンテンツを作成するための新しくてワクワクする方法であることを証明しました」とツイートし、視聴者がインタラクティブに作用できる配信コンテンツという新しいイノベーションを生み出したと主張。


加えて、TPPの登場以降は同じようにインタラクティブな配信が求められるようになったとツイートしています。


「TPPは運動を作り出しました。それが『Twitch上で作成できるコンテンツ』についてのユーザーの考え方を変えました。さらに、視聴者が『Twitch上での体験に与える影響』についての考えを変えるキッカケにもなりました。そうして不可能を可能にしていったことで、Twitchはそれまでのゲームを打ち破ったのです」と、最大級の賛辞も送っています。


記事作成時点ではTwitch Plays Pokémonは季節ごとのスケジュールに合わせて運営されており、既にほぼすべてのポケモン関連ゲームをプレイ済みです。最初にTwitch Plays Pokémonをスタートした匿名の作者が一部のメンバーを虐待したあとに2017年にコミュニティを去るという騒動もあったそうですが、その後は別のグループがストリームを管理してうまく運営を行っている模様。

なお、記事作成時点でTwitch Plays Pokémon上でプレイされているのはポケットモンスター ファイアレッドの改造版である「PokémonBurning FireRed」。以下のURLから実際にプレイに参加することもできます。

TwitchPlaysPokemon - Twitch
https://www.twitch.tv/

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