ポケモンを数千人で一斉に操作する「Twitch Plays Pokemon」がポケモン赤・青を同時に実況配信中、ジムバッジは既に2個ゲット

ゲーム実況配信サイトTwitchで2014年に、ポケットモンスター赤を視聴者のコメントのみで操作するという壮大な社会実験「Twitch Plays Pokemon」が話題となりました。その主催者であるTwitchPlaysPokemonが4周年を記念して、最初にプレイしたポケットモンスター赤に再度挑戦するだけではなく、同時並行でポケットモンスター青もプレイするという実況配信をTwitchで行っています。

TwitchPlaysPokemon - Twitch
https://www.twitch.tv/twitchplayspokemon

2014年にTwitchで実況配信された「Twitch Plays Pokemon」は、視聴者が実況配信に寄せるコメントでゲームを操作してポケモンのクリアを目指すという内容の企画です。TwitchPlaysPokemonによるとあくまでも社会実験の一環として行ったものとのことで、当初は無謀にも思われた企画でしたが、なんと約16日かけて見事クリアします。

なお、2014年の「Twitch Plays Pokemon」についてはGIGAZINEでも以下で記事化済みです。

数千人が同時プレイ可能な「ポケモン」で何千人ものプレイヤーが力を合わせてプレイ中、マチスと死闘を演じる - GIGAZINE

数千人が同時プレイしていたポケモンがついに全クリへ、圧巻のラストバトル - GIGAZINE

初回の配信中には、かいのカセキやピジョットをあがめる宗教団体がなぜか誕生し、「Twitch Plays Pokemon」の代名詞にもなるほどのミームに成長します。またダークソウルを視聴者のコメントでプレイする実況配信やLinuxを視聴者のコメントでインストールしようとする実況配信など、「Twitch Plays Pokemon」に追随する企画が登場し、Twitchユーザーに大きな影響を与えました。

その後もTwitchPlaysPokemonはポケットモンスタークリスタルやポケットモンスターハートゴールド、ポケットモンスターブラックなど他のポケモンシリーズでも同様の「Twitch Plays Pokemon」を行ってきましたが、今回行われている実況配信は、ポケットモンスター青とポケットモンスター赤の2本を同時にプレイするという初めての試みとなっています。

もちろん操作は視聴者のコメントで行われています。通常コメントは左右のゲームへ交互に適用されるとのことですが、コマンドを使ってどちらのゲームに介入するかを指定することも可能です。また、最初の「Twitch Plays Pokemon」から導入されたDemocracy(民主主義)とAnarchy(無政府主義)という2つのコメントシステムは健在です。基本はAnarchyモードとなっていて、Democracyモードに時折切り替わると、最大9つまでのコマンドに投票することができ、採用されたコマンドは両方のゲームに適用されます。

画面下部に表示されているのはゲームボーイ・ゲームボーイカラー共通ソフトの「ポケモンピンボール」の画面です。視聴者は有料でポイントを購入することができ、「ポケモンピンボール」にそのポイントを賭けて遊ぶことができます。このポイントはチャット欄に使うアイコンやスタンプと交換することが可能とのこと。

ポケモン青ではヒトカゲを、ポケモン赤ではフシギダネを選択。既にヒトカゲはリザードに、フシギダネはフシギソウに進化しています。ゲームの進度は記事作成時点では両ゲームともほとんど同じスピードで、どちらもジムリーダーを倒すことで得られるバッジを2個目まで集めています。2014年に行われた最初の「Twitch Plays Pokemon」ではポケモン赤をクリアするまで255時間かかりましたが、果たしてポケモン赤とポケモン青の両方をクリアするためには一体どれだけの時間が必要となるのか、今後の展開に期待です。