日本語で世界中の人にメッセージを送って自動翻訳チャット交流できる「ablo」で多言語コミュニケーションしてみた
「世界中の言葉を話せれば、世界中の人と会話できるのに」という当たり前でありながら現実には不可能な離れ業も、自動翻訳ツールを使えば可能になります。自動翻訳機能を備えたチャットツール「Ablo」は、日本語でメッセージを入力し、相手のメッセージを日本語で受け取ることが可能。自動翻訳チャットで言葉の壁を越えた多言語コミュニケーションを体験してみました。
Ablo - Say hello to the world.
https://ablo.live/#/landing/getstarted
◆PC版Ablo
AbloはPCとモバイルで利用できますが、まずはPC版を利用してみます。ブラウザで上記ページにアクセスします。
画面左上で言語を変更可能。Abloの優れているところは、メッセージを相手の得意な言語に自動翻訳してくれるので、言語の壁を気にすることなく世界中の人と交流できるところです。
・アカウント作成
最初にアカウントの登録作業が必要です。「スタート」をクリック。
メールアドレスを入力し、「続行」をクリック。
携帯電話の番号を入力し、reCAPTCHAのチェックを入れて、「続行」をクリック。なお、携帯電話番号は最初の「0」を抜いた10桁の数字を入力すればOK。
SMSで送られてきた認証コードを入力。
パスワードを指定して、「続行」をクリック。
名前を入力して、「続行」をクリック。
生年月日を入力して、「続行」をクリック。
性別をクリック。
次は場所の入力作業。テキストボックスに日本語で市町村を入力すると、候補がずらりと出てくるので適当なものを指定すればOKです。
顔写真の追加は後でも可能なので、ここは「あとにする」をクリック。
「通知を許可」をクリック。
「ようこそ!」というポップアップが表示されてマイルが追加されればアカウント登録は完了。このマイルは後述の通り、ランキングを競うためのポイントです。
「×」をクリックして、ポップアップを閉じます。
これがAbloのホーム画面。画面中央の顔アイコンを変更して、自分の気分を表現することもできます。
・自動翻訳チャットをしてみた
さっそくチャットを始めます。「チャットを開始」をクリック。
マッチングが行われるのでしばらく待つと……
オーストラリアの人につながりました。画面下のテキスト入力欄に「こんにちは」と打ち込んで、送信アイコンをクリック。
画面にメッセージが表示されました。左側に相手のメッセージ、右側に自分のメッセージがタイムラインで表示される一般的なメッセンジャーアプリのスタイルです。
相手から返信があると、「フレンドに追加」が有効化されました。この段階ではフレンド申請することなく、会話を続けることにします。
メッセージのレスポンスは非常に良好で、相手が入力中は吹き出しが現れるので、メッセージのキャッチボールは比較的スムーズに行えます。
相手からのメッセージはほとんどタイムラグなしに自動的に日本語に翻訳されます。
なお、チャット中に相手の画像をチェックすることも可能です。自分のことを良く知ってもらいたい場合は、画像を複数枚登録しておくのもよさそうです。
メッセージ内にあるリンクをクリックすることで、相手の入力した文字をそのまま表示させることも可能。
自動翻訳が不調な場合、参考にすることもできそうです。
会話途中に相手からフレンド申請の表示が現れました。
「承諾」をクリックすると……
フレンドになりました。フレンドになることで、次回以降、直接メッセージを送ることができるようになります。
終始なごやかな雰囲気で楽しく会話ができたので、そろそろチャットを終了することにします。「またね!」とメッセージを送ると、相手が退出(離脱)したと表示されました。
さらに別の人とチャットをしたい場合は、「次の目的地へ」をクリック。
マッチングが始まりました。
つながったのはインドネシア在住の人。あらかじめ、自己紹介などを「紹介文」として指定できるようです。
「こんにちは」「こんにちは」という会話から始まると、速攻でフレンド申請がきました。
あまりの早業にとまどい、フレンド申請をスルーすると……
エラー発生。何が起こったのかはよくわかりませんが、相手の気分を害していないことを願うのみです。
「ライブスタート」をクリック。
ホーム画面に戻りました。
・チャレンジ
チャットは一休みして、画面上の「チャレンジ」タブをクリックしてみると……
こんな感じで「チャレンジ」画面が表示されました。画面には「ステッカー」とよばれるイラストが表示されます。
Abloでは、条件をクリアするごとにマイルが貯まる仕組みになっています。チャットをしたり、友達にAbloをオススメしたりするとステッカーがアンロックされ、マイルがもらえます。
さらに「ランキング」タブをクリックすると、先ほどチャットしたオーストラリア在住の人のマイルが表示されました。フレンドとマイル獲得を競争して「キング」を目指す、という楽しみ方もあるようです。
左ペインの「歯車」アイコンをクリックすると……
「設定」メニューが表示されます。「プロフィールとアカウント」をクリックすると……
顔写真や名(名前)、メールアドレス、パスワードを変更できます。なお、名前は1度しか変更できないので注意が必要です。
また、プロフィール写真は「顔が写っているもの」でないといけないようです。
左ペインの「サインアウト」アイコンをクリックすれば、サインアウトできます。
◆モバイル版Ablo
AbloはAndroid・iOSにも対応しており、モバイル端末でも世界中の人たちと自動翻訳チャットが楽しめます。
Ablo - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=live.ablo
「Ablo」をApp Storeで
https://itunes.apple.com/jp/app/ablo/id1437793326
今回はAndroidでAbloを使ってみます。上記Google Playの「Ablo」ページで「インストール」をタップしてアプリをインストールします。
・サインイン
アプリを起動すると初期画面が現れます。すでにアカウントは作成済みなので、「サインイン」をタップ。
登録したメールアドレスを入力して、「続行」をタップ。
パスワードを入力して、「続行」をタップ。
連絡先の利用許可を出すことでアドレス帳からAbloユーザーを探せますが、とりあえず「あとにする」をタップ。
Android版のホーム画面が現れました。
画面左下のアイコンをタップすると、「チャレンジ/ランキング」ページを表示できます。
画面右下のアイコンをタップすると、「メッセージ」ページで過去のチャットのやりとりの一部を確認できます。
・コイン
なお、Abloではコインを使うことで、チャット相手を絞り込むことができます。画面上部左のアイコンをタップすると……
10コインを使ってチャット相手の性別を指定できます。なお、男女で必要なコインの枚数に差はありません。
また、画面上部中央のアイコンをタップすると……
10コインを使って相手の場所を指定できます。
相手を絞り込むために必要なコインを購入するには、画面上部右のアイコンをタップ。
コインを購入できます。
・モバイル版でチャットしてみた
アプリの仕様も分かったので、チャットをためしてみます。ホーム画面の「チャットを開始」をタップ。
マッチングが始まりました。
インドに移動した模様。
インドの人とチャット開始。
しかし、「本当に自動翻訳が正しく動いているのか!?」と感じるくらい会話がかみ合いません。
次の瞬間、相手からビデオチャットの申請がきました。驚きのあまり、「辞退」をタップ。
チャット画面に戻ることができました。どうやらメッセージ入力欄に何も入れない状態で右のアイコンをタップすると相手にビデオチャットを要求することになるようです。
相変わらずかみ合わない会話。
今度はフレンド申請の到来。
あまりの積極性に戸惑っていると、再びビデオチャットモード起動!
波状攻撃を一旦防ごうと、意地悪なメッセージを送りましたが……
インドの人はひるみません。
そしてビデオチャット砲発射。「辞退」でしのぎます。
慌てながら、画面右上の設定アイコンをタップすると……
相手をブロックできる模様……しかし、出会って3分でブロックでは、あまりにも失礼でためらわれます。
設定アイコンの左隣のアイコンをタップすると……
会話をやめられるようです。インドの人のアグレッシブさに打ち負かされて、思わず「はい」をタップ。チャットを一方的に終了させてしまいました。
ほっと一息つく間もなく、次のマッチングがスタート。
到着先は「ヨルダン」。チャット開始までのカウントダウンが始まります。
突如、右下からビデオチャットのオススメポップアップ。
次の瞬間、相手からのビデオチャット砲。自動翻訳チャットの余地すらない先制攻撃に、無意識に「辞退」をタップ……。またしても強制終了。
とどまることのないマッチング。画面下に見つけた「×やめる」をタップ。
「はい」
なんとかホーム画面に戻ることができました。
顔アイコンを変更し、そっとアプリを閉じました。
Abloはメッセージを相手の言語で自動翻訳してくれるため誰でも簡単に世界中の人とコミュニケーションをとることができるアプリです。自動翻訳の精度は高く操作性も良いため、言葉の壁を感じることなく楽しくチャットできます。自動翻訳が使えないビデオチャット攻撃の洗礼を浴びることもありましたが、見ず知らずの人と共通する言語をもたない状態でも簡単にコミュニケーションをとれるのは便利で、自動翻訳による多言語コミュニケーションの可能性を感じさせてくれました。
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