レビュー

家電や家具のサイズをARで部屋に表示して実際にサイズ確認できる超絶便利な「ARで見る」レビュー


家具や家電の購入を検討している時に、「これ実際に部屋に置いてみたらどんな感じかな」とメジャーを持って部屋をうろうろした経験がある人もいるはず。Android向けアプリ「ARで見る」は「AR Sensor」を作った「河本(Ken Kawamoto)」さんが新たに開発したAR(拡張現実)アプリで、「128x145x285(mm)」といった寸法を選択するだけで、スマートフォンのカメラを通して実物大のオブジェクトを部屋に置き、自由に動かしたり回転させたりしてサイズの確認ができるツールです。物を購入するときにお役立ちそうだったので、実際に使って見ました。


一体どんなことが可能なアプリなのか?というのは以下のムービーから。冷蔵庫の寸法が表示されたページから2タップで部屋に実物大の冷蔵庫を置いて、動かしたりくるくる回したりしている様子が確認できます。

「ARで見る」でバーチャル冷蔵庫を設置してみた - YouTube


ARで見る - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ken.seeinar


まずは上記URLにアクセスして「インストール」をタップします。なお、アプリは「ARCore」技術を使用しているため、対応端末でないと動作しないとのこと。今回はGoogle Pixel 3にインストールします。


インストールが完了したら「開く」をタップします。


「許可」をタップします。


「閉じる」をタップします。


まずは手元に実物がある冷蔵庫「VEGETA GR-G62FXV」で試してみました。GoogleChromeやFirefoxなど、手持ちのブラウザで寸法が記載されているホームページを開いて……


寸法を選択すると表示されるメニューで「共有」をタップします。


「ARで見る」をタップすると、選択した寸法のデータをアプリが自動的に読み取ってくれます。


「ARで見る」の画面に遷移したら、アプリが床を認識できるように床面を映しながらスマートフォンをゆっくりと前後左右に動かします。


認識が完了すると直方体が出現。隣にある実物の冷蔵庫とほぼまったく同じ大きさに再現されているのが確認できます。


立方体の底部をスワイプすると立方体を移動させることができるので、部屋の好きな場所に置いてサイズを確かめることができます。2本の指で回転させることも可能です。


Amazon.co.jpの「iRobot ルンバ880」のページのように……


幅と高さしか寸法が無い場合にも対応しています。


正確に直径と高さを把握できるので……


棚の下にも入っていけるかのチェックが可能というわけ。


以下のムービーのようにものの速さをARで再現する機能もあります。

「ARで見る」でチーターの全速力とカタツムリの歩く速度を再現 - YouTube


チーターの速度データを入力すると……


球状のオブジェクトがものすごい速さで視界をかすめていきました。


同じ操作をカタツムリで試してみると、机の上をゆっくり進む様子が見られました。


「ARで見る」はスマートフォンの画面で寸法を選択するだけで実物と同じ大きさのオブジェクトを作り出して、ARで部屋に投影しながらサイズを把握したりレイアウトを決めたりできる便利なツールです。一方で、サイズを確かめたいと思った家具や家電のホームページが、必ずしもアプリで読み取れるような形式で表記されているわけではないので、寸法を手動で入力する方法があればより便利だと感じました。

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in レビュー,   ソフトウェア,   動画, Posted by log1l_ks

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