レビュー

無料で使える「巴御前」をイメージした優雅で柔らかなフォント「姫明朝ともえごぜん」


平家物語に登場する平安時代の女武者・巴御前をイメージして作られた「姫明朝ともえごぜん」は、優雅な雰囲気を持ちながら、女性的な柔らかさも感じられるフォントです。基本的に自由に加工して使える無料版と、商用利用も可能な製品版の2種類が用意されているので、お試し感覚で使ってみて気に入ったら購入ということもできます。

姫明朝ともえごぜん
https://www.flopdesign.com/himemincho-font/tomoegozen.html

無料版の「姫明朝ともえごぜんmini」は、教育用漢字1006字が含まれた、ワープロ、Adobe製グラフィックソフトなどのアプリケーションで自由に加工して使えるフォントです。ダウンロードする際は、上記URLにアクセスしてページ下部にある「姫明朝ともえごぜんminiを無料ダウンロード」をクリック。


「OK」をクリックしてダウンロード


ダウンロードされた「TomoegozenFont」というファイル名のZIPファイルを、Explzhなどを使って解凍します。


解凍後に生成されるフォルダの中には「姫明朝ともえごぜんmini」というOpenTypeフォントファイルがあるので、これを選択して右クリックメニューから「インストール」をクリック。これでフォントのインストールは完了です。


実際に姫明朝ともえごぜんで「ぎがじん」と入力してみるとこんな感じ。無料版は「教育用漢字1006字」にのみ対応しているので、変換できないものもあります。


使用例は以下の通り。製品のパッケージやポスターデザインなどにも使える、優雅でスッキリとした見た目のフォントであることがわかります。


なお、製品版は商用利用OKというだけでなく、縦書きも可能となっており、価格は税込3480円です。製品版の収録文字数は4600文字で、第一水準の漢字2965字と第二水準のよく使う漢字475字、欧文・記号類・約物・キリル文字・半角カタカナ等1160字が含まれています。

姫明朝ともえごぜん


製品版では特典として無料版には付属していない2つのフォントがセットになっており、特典の「姫明朝ともえごぜん月」は文字の先端が「かぎ爪」のような個性的な形状になっているフォントで、「姫明朝ともえごぜん古」は文字の角が取れて少し柔らかでレトロなディティールのフォントとなっています。

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in レビュー,   デザイン, Posted by logu_ii

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