ロンドンのヒースロー国際空港にもドローンが飛来、出発便の離陸が中止に
2018年年末にイギリス・ロンドンのガトウィック空港にドローンが侵入し、2日間も空港機能が停止するという事件が起こりましたが、年が明けた2019年1月8日に、イギリス最大の空港でロンドンの玄関口でもあるヒースロー国際空港でもドローンが現れ、出発便が離陸できない事態となりました。
London's Heathrow Airport halts departures after 'drone sighting'
https://www.cnbc.com/2019/01/08/londons-heathrow-airport-halts-departures-after-drone-sighting.html
ドローンがガトウィック空港を機能不全に追い込んだ事件については以下の記事で確認できます。
ドローンによる妨害で空港の滑走路が使用不可能になり全便欠航となる事態が発生 - GIGAZINE
現地時間の2019年1月8日午後5時過ぎにヒースロー国際空港近くでドローンが目撃されました。空港職員は直ちにロンドン警察に通報し、運行上の安全確保のため出発便の離陸を停止しました。
出発便の離陸停止はあくまで予防的措置として行われたもので、安全が確認された後、午後6時20分までに離陸は再開されたとのこと。ヒースロー国際空港の広報担当者は、「航空交通管制と警察は協力しており、標準的なオペレーションにもとづいて離陸の一次停止措置をとった後、出航を再開しました。我々は状況を監視し続けています。この混乱で影響を受けた乗客には謝罪いたします」と述べています。
ヒースロー国際空港はヨーロッパでも有数の国際空港で、1日に平均21万人を超える乗客が利用する空港です。ガトウィック空港でのドローン飛来事件から1カ月たたないうちに、ロンドン最大の空港機能を停止させた今回の事件は、ドローンによる空港機能の妨害がいかに容易なのかという事実をまざまざと見せつけています。
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