Googleは本社が位置するマウンテンビューの大規模な開発計画に協力すると発表
Googleはカリフォルニア州の都市マウンテンビューに巨大な本社を持っており、多くの人々がマウンテンビューで勤務しています。そんなマウンテンビューの大規模な開発事業にGoogleが協力する意向を示しており、2019年には市当局との話し合いを行うと報じられました。
Executive Summary
https://www.mountainview.gov/civicax/filebank/blobdload.aspx?BlobID=28004
City of Mountain View - North Bayshore Precise Plan Bonus FAR
https://www.mountainview.gov/depts/comdev/planning/activeprojects/northbayshore_/nbppbonusfar.asp
Google reveals North Bayshore Mountain View development plan
https://www.cnbc.com/2018/12/09/google-reveals-north-bayshore-mountain-view-development-plan.html
2018年12月7日(金)、マウンテンビューのノースベイショア地区を中心とした大規模な開発計画に関わる文書が公開されました。計画では、面積が312万平方フィート(約29万平方メートル)もある新規に再開発されたオフィス地区や、40万平方フィート(約3.7万平方メートル)の公共ショップエリア、8000もの新しい住居ユニットに35エーカー(約14万平方メートル)もの公共スペースなどが建設される予定となっています。
このうちGoogleは6600もの住居ユニットを開発するパートナーとなり、開発に協力した住居のうち20%を低価格帯の住居として提供する予定です。低価格帯の住居は主に警備員や教師、看護師といった比較的給与の低い従業員に対して割り当てられるとのこと。
Googleは今回発表された市との協力について、マウンテンビュー市が2017年に採択した開発プランを遂行し、さらに計画を上回る開発を実現するために緊密に協力するとしています。Googleのマウンテンビュー開発ディレクターであるMichael Tymoff氏は、「私たちはマウンテンビューの開発によって住居の選択肢が増え、車を使わなくても利用できる公共エリアが作られることに注力したいと思っています」と語り、このエリアがGoogleや従業員にとっての「完璧な近所」となることを期待しています。
開発予定となっているノースベイショア地区の一部であるショアライン・コモンズと呼ばれる区画は、Googleと不動産企業のSyWest Developmentが共同所有しています。今のところGoogleもSyWest Developmentも計画のマスタープランに同意したわけではなく、市当局との話し合いが2019年初頭に行われる見込みです。
Googleは2017年に建設許可が下された近未来的な外観の新本社建設を進めている他、過去2年でマウンテンビュー市やサニーベール市、サンノゼ市で少なくとも28億ドル(約3100億円)もの土地を購入するなど、シリコンバレー近郊で大規模な土地所有を行っています。さらに、2018年12月にもGoogleがサンノゼで10エーカー(約4万平方メートル)以上の土地を1億1000万ドル(約123億円)で購入する許可が下りたと報じられました。
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