NASAのエリートエンジニアが本気出して技術を無駄遣いする「ハロウィンのカボチャコンテスト」
By NASA Jet Propulsion Laboratory
NASAの主要な技術を開発するジェット推進研究所(JPL)では2012年から、ハロウィーンの時期になるとエンジニアが本気を出してカボチャのジャック・オー・ランタンを作ってその出来栄えを競うというコンテストが開催されているとのこと。2018年度の大会にも、NASAならではの作品が続々と登場しています。
News | Here's What Happens When NASA Has a Pumpkin-Carving Contest
https://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=7268
These Halloween pumpkins carved by NASA engineers are out of this world
https://mashable.com/article/halloween-pumpkin-nasa-engineers/
この大会は、NASAのエンジニアが仕事以外の時間を使って個性あふれるジャック・オー・ランタンを作るというもので、優勝しても賞金や賞品などはナシ。大会の趣旨は単純で、優勝のごほうびは「自慢できる権利がもらえる」というもので、ルールは「立案、設計、制作、仕上げは、全て仕事の時間外に行うこと」と定められています。普段はまさに「ロケットサイエンティスト」が集まるJPLの頭脳が作るジャック・オー・ランタンということで、そのコンセプトや出来栄えはまさにNASAクオリティ。
暑そうな日にカボチャを加工する女性。
By NASA Jet Propulsion Laboratory
帆船のように仕立てられたカボチャから伸びるドリルが、右にあるジャック・オー・ランタンに突き刺さっています。
上の作品の完成形がコレ。向こうに見えているのは木星で、ジオラマの舞台となっているのは木星の第2衛星であるエウロパとのこと。ちなみに、ドリルが突き刺さっている右のジャック・オー・ランタンは、2017年度の優勝作品だそうです。
人工衛星らしきものにかみついているリング月の惑星のような、ひたすら不気味な造形物も。
チャーリー・ブラウン型のジャック・オー・ランタン。その前には、火星で探査を続けているマーズ・ローバーが置かれているのが、NASAらしさを感じるところ。
クッキーモンスターのジャック・オー・ランタンもあります。ただし、NASA感は皆無。
この、自転車の前カゴにのせられた生き物はというと……
なんと、カボチャでできたE.T.でした。
E.T. Pumpkin #NASAPumpkin pic.twitter.com/01UvgHgTRK
— Aaron Yazzie (@YazzieSays) 2018年10月29日
人工衛星のジャック・オー・ランタン。よく見れば、人工衛星の本体はかぼちゃでできているようです。
このコンテストは現地時間の10月30日に当日を迎え、優勝作品が決定するとのこと。記事作成時点ではまだ結果は公表されていないようですが、JPLの公式Flickrアカウントでは、そんな作品の数々を見ることができます。
NASA/JPL Pumpkins | Flickr
https://www.flickr.com/photos/nasa-jpl/sets/72157672207667603/
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