悲劇の女王メアリー・ステュアートとエリザベス1世の2人の女王はいかに敵対したのかを描く映画 「Mary Queen of Scots」最新予告編公開
「悲劇の女王」といわれるメアリー・ステュアートとイングランド女王のエリザベス1世という2人の女王の関係を描いた「Mary Queen of Scots」の予告編が公開されました。メアリーをシアーシャ・ローナンが、エリザベス1世をマーゴット・ロビーが演じており、2人の女王がどのように敵対していったかが描かれています。
Mary Queen of Scots - Int'l Trailer 1 (Universal Pictures) HD - YouTube
牢に入っているのは……
「メアリー・ステュアート」と呼ばれる人物、すなわち、スコットランド女王のメアリー1世です。
死刑を宣告されたメアリー。
コートを脱がされ、真っ赤なドレス姿に。
その姿を見つめるのはエリザベス1世。
ひざまずき……
メアリーが最後に見たものは何なのでしょうか?
時間はさかのぼり、物語の冒頭へ。
エリザベス1世はメアリーがスコットランドからイングランドに戻ってくることを告げられます。エリザベス1世は即位したときに、フランスのアンリ2世から「庶子であるエリザベスの王位継承権は疑わしく、メアリーこそ正当なイングランド王位継承権者である」と抗議を受けていました。
イングランドへと帰ってきたメアリー。
多くの騎士を引き連れていますが……
「私は軍隊に命令するかもしれないけれど、いとこには『平和を願っている』と告げて」と語ります。
一方、自分の地位が揺るがされるかもしれないエリザベスは不安に表情をくもらせています。
「彼女と個人的に会えるといいのだけど。自分で運命を決めたいの」と柔らかく語るメアリーに対し……
「あなたは事実に向き合わなければなりません」と男性に告げられたエリザベスは常に身を固くしています。
戦争の気配。
2人の女性をとりまく多くの人々。
親密になる男性の存在。
「殺人」
「詐欺師」
そして……
「女王」
「私がやってきたことは全て、この土地を1つにするためのことだったのに、彼らは私の王冠を利用しようとしていた」
そんな中、メアリーは子どもを出産。
「私の子どもの名付け親に、そして私の姉妹になって」と歩みよるメアリーに……
エリザベスの心も揺らぎます。
しかし争いは2人の関係を置き去りに。
「私たちはメアリーに対して……」
「あなたの前でひざまずくようには、ひざまずきません」
「軍は集められません」と2人の男性。
「あなたたちが私に『できない』というとき、私は既に事を終えているのよ」とメアリー。
血の繋がった「姉妹」の関係はより複雑に。
「あなたが私を殺す時、あなたは自分の姉妹を、そして自分の女王を殺すことになるのよ」
なお、Mary Queen of Scotsは2018年12月7日に全米公開予定で、日本での公開日は未定です。
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