無料でVR空間で複数人が集まって映画を観たり共同作業したりできるツール「Dream」
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/00_m.jpg)
VRヘッドセットのOculus Riftを使い、VR空間上で仲間と集まり、映画を鑑賞したりスポーツを観戦したり遠隔地にいる者同士で会議を開いたりと、さまざまな共同作業が行える「場」を提供してくれるツールが「Dream」です。Oculus Store上で無料配布されており、Oculus Riftさえあれば誰でもVR空間に自分たちだけの秘密基地を作り出すことができます。
Dream launches online VR collaboration and productivity tool | VentureBeat
https://venturebeat.com/2018/10/04/dream-launches-online-vr-collaboration-and-productivity-tool/
「Dream」がどんなツールなのかは以下のムービーを見ればよくわかります。
Dream Launch Trailer - YouTube
![](https://img.youtube.com/vi/bPxndsGD04I/maxresdefault.jpg)
DreamはVR空間上でChromeが使えるというツール。
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s01_m.jpg)
利用にはOculus Touchが必要。こんな感じでVR上に表示されるバーチャルキーボードを、Oculus Touch使ってパチパチ操作します。
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s02_m.jpg)
VR空間上には秘密基地のような空間が設けられており、ここにインターネットを通じて各地から仲間が集まります。
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s03_m.jpg)
Dreamのメニューは以下の通り。ユーザーを招待したり別アバターにスイッチしたりが可能なほか……
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s04_m.jpg)
ChromeやYouTubeといったアプリケーションが利用可能。ウェブブラウザのChromeが使えるので、基本的にブラウザベースのサービスならば何でもDream内で使えるようになります。
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s05_m.jpg)
タスク管理ツールのTrelloを使い、遠隔地で働く同僚とミーティングを行ったり……
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s07_m.jpg)
Dropboxを使って資料を確認したりすることもできます。
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s08_m.jpg)
さらに、YouTubeでムービーを再生して救命処置の講習を行ったり……
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s09_m.jpg)
ムービーを再生してみんなでダンスレッスンしたり……
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s10_m.jpg)
Twitchなどでeスポーツを観戦したり……
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s11_m.jpg)
映画を鑑賞したりと、ブラウザ上で可能なことはなんでもできます。
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/s12_m.jpg)
海外メディアのVentureBeatは、「時折起こるバグを除いて、意図通りに動作します。VentureBeatのウェブサイトを閲覧したり、VR上でおしゃべりしたり、素敵な風景を楽しんだりすることができました」と記しています。VRツール「Dream」を開発したのはサンフランシスコに拠点を置くDream。同社のアイダン・ベックCEOは、開発当初からオープンソフトウェアプロジェクトとしてDreamを開発してきたことを明かしています。
ベックCEOはDreamのようなVRツールはリモートワーカーにとっての大きな味方となるとしており、海外に拠点を持つ企業はDreamを使えば遠く離れた場所で働く従業員とも簡単にコミュニケーションが取れる点を強調しています。Dreamさえあればわざわざ海外へ出向く必要がなくなるため、経費削減につながり、またリアルタイムで重要な情報を共有できるようになるので、チームでの仕事も円滑に回るようになるとしています。
近年、ブラウザ上で使用できるウェブアプリが多数登場したことで、ウェブブラウザはただのブラウザとして以上の役割を担うようになってきています。VentureBeatはブラウザを「Windows上のメタOS」と表現していますが、DreamもVR空間ではメタOSのように扱われるものとなる可能性を指摘しており、記事作成時点ではDream向けの開発ツールは存在しませんが、登場すればサードパーティーの開発者がDream向けのアプリケーションを開発してくれるようになり、より多様な使い方ができるツールに進化できるとしています。
なお、「Dream」はOculus Store上から無料でダウンロード可能です。
Dream | Oculus
![](https://i.gzn.jp/img/2018/10/05/dream-vr-collaboration-tool/01.png)
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