起業する際に会社や製品に付ける名前がアメリカで既に存在している商標かどうかを無料で検索する「Namegine」
会社や製品・サービスのネーミングはとても重要ですが、「これだ」と思った名前がすでに商標として登録されて使えないこともあります。新たに会社を興したり、製品を発表するにあたって、既存の名前との丸被りを避けるために、アメリカ特許商標庁(USPTO)のデータベースで登録名がすでに存在するかどうかを無料で手軽に調べられるサービス「Namegine」が公開されています。
Namegine
https://namegine.com/namesearch
上記Namegineのページのテキスト欄に、調べたい単語をアルファベットで入力します。今回は「GIGAZINE」と入力して、「虫眼鏡」マークをタップすると……
「GIGAZINE」の検索結果が一覧で表示されました。
まず、入力文字に似た実在の社名やサービスを表示してくれます。
なお、既存の名前と完全一致している場合は、当然ながらその名前が先頭に現れるので、実は二番煎じだった……という事態を予防できます。
「GIGAZINE」の場合、当然ながらSNSはすべてGIGAZINE編集部によって取得されているので「Taken(取得済み)」と表示されています。
「ドメイン」は、「空き」があります。
また、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語での「発声」をチェックすることも可能。日本語での発声を確認すると、「ギガジン」ではなく「ギガジネ」と発音されました。発声については、参考程度に考えておくほうがよさそうです。
検索ワードに対する「Translations(翻訳)」は空欄となっていました。造語には対応していないようです。
つづいて「African Poker」という名前を調べてみると……
LinkedInのみ取得されていましたが、その他のSNSはまだ登録できるようです。また、「african-poker」というドメインは取り放題状態です。
「Translations(翻訳)」には、「African」と「Poker」というそれぞれの単語の意味が表示されました。
NamegineはあくまでUSPTOのデータベースなどを活用しているだけでデータベースに登録されていないサービスが存在する可能性もあるため、Namegineでの一致がないからといって安心とは言えません。とはいえNamegineは文字を入力してワンクリックで検索結果を表示してくれるので、まずは簡単なチェックで安直な丸被りは避けられるので、ネーミングにあたっての手軽なスクリーニングツールとしては十分、使えそうです。
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