爆売れしたパズルゲーム「Monument Valley」が映画化することが判明
幻想的で美しい世界観を持ち、2014年にリリースされてから数々の賞を受賞してきたモバイル向けゲーム「Monument Valley」がついに映画化することがわかりました。監督は、第87回アカデミー短編アニメーション賞を受賞したパトリック・オズボーン氏です。
Paramount, Weed Road Tap Patrick Osborne For ‘Monument Valley’ | Deadline
https://deadline.com/2018/08/monument-valley-ustwo-games-movie-patrick-osborne-paramount-pictures-akiva-goldsman-1202446137/
Gorgeous puzzle game 'Monument Valley' is being turned into a movie
https://www.engadget.com/2018/08/22/puzzle-game-monument-valley-turned-into-movie/
Monument Valleyはエッシャーのだまし絵のような現実にはありえない建物を主人公が歩きまわってゴールを目指すというパズルゲーム。公開後はAppleが発表した「2014年のベストApp&ゲーム」に選ばれ、ゲーム公開から9カ月後の2015年1月に発表されたデータではゲーム開発に1億円が投じられたこと、売上が約6億8000万円に上っていることが示されました。その売上は有料ゲームの中でも突出しています。
2014年のベストApp&ゲーム「Monument Valley」驚愕の開発費用や収益データ公開 - GIGAZINE
ゲームをプレイしている様子は以下の記事から読むことができます。
幾何学模様のはざまを冒険する「2014年のベストApp&ゲーム」のだまし絵ゲーム「Monument Valley」 - GIGAZINE
また、2017年には「Monument Valley 2」が登場。600円の有料アプリとなっており、プレイしている様子は以下から読むことが可能です。
美しい幾何学と音の世界を旅するあのゲームの続編「Monument Valley 2」がついに登場したのでプレイしてみた - GIGAZINE
映画の製作はパラマウントピクチャーズとウィード・ロード・ピクチャーズが共同で行い、監督は映画「ベイマックス」と同時上映され第87回アカデミー短編アニメーション賞を受賞した「愛犬とごちそう」を監督したパトリック・オズボーン氏が務めるとのこと。オズボーン監督は記事作成時点で、グラフィックノベル作家ノエル・スティーブンソン氏原作の「Nimona」の製作を行っています。
「Monument Valleyは他に類を見ない作品です」「私は主人公Idaのミステリアスな王国を扱う名誉を受けました。全てが異なって見える、彼女の世界のありえない建物をどう扱うかが全てだと思っています。パラマウントとウィード・ロードの優れた脚本家とともに、このユニークな世界を映画にできるということに、わくわくしています」とオズボーン氏は語りました。
Monument Valleyを製作するUstwo Gamesのダン・グレイ氏は「初めてMonument Valleyを公開した日から4年、私たちは、ゲームの美しく不可能な世界を映画にする機会を待っていました。パラマウント、ウィード・ロード、パトリック・オズボーンという完璧な製作パートナーたちとともに、ゲームのコンセプトを別の媒体へと進められることに信じられないほどの喜びを感じています」とコメント。
なお、公開予定日などは記事作成時点では未公開となっています。
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