【訃報】「ポケモン」オーキド博士役・「ジョジョ」老ジョセフ役の声優・石塚運昇さん死去

テレビアニメ「ポケットモンスター」シリーズのオーキド博士やナレーション、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」のジョセフ・ジョースター、「マクロスプラス」のガルド・ゴア・ボーマン、2018年で20周年を迎えた「カウボーイビバップ」のジェット・ブラック役など、渋い声で主役・脇役を問わず活躍した声優の石塚運昇さんが8月13日に亡くなったことが発表されました。67歳でした。所属事務所・青二プロダクションによれば、食道がんだったとのこと。

石塚　運昇 | 株式会社青二プロダクション
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石塚さんは1980年代から声優として活躍。当時の名だたる男性声優はほぼ出演していて「銀河声優伝説」とも呼ばれるアニメ「銀河英雄伝説」では、ヤン・ウェンリーの所属する自由惑星同盟の政治家ヨブ・トリューニヒト役を担当。2018年に新たに作られた「銀河英雄伝説 Die Neue These」では、銀河帝国のメルカッツ提督を担当しています。

1990年代には「ポケットモンスター」でオーキド博士とナレーションを兼任し、さらに多数のポケモンの声も演じていました。基本的には「渋い大人の男性」の声を生かした役が多く、「頭文字D」では主人公・藤原拓海の父・文太役、「カウボーイビバップ」ではビバップ号の船長でスパイクの相棒を務めるジェット・ブラック役、「マクロスプラス」では主人公イサム・ダイソンのライバルでありゼントラーディの血を引くガルド・ゴア・ボーマン役、「名探偵コナン」(まじっく快斗)では怪盗キッドを追い続ける中森警部役、「剣風伝奇ベルセルク」では使徒の1人・ボイドとナレーション、「ONE PIECE」では海軍三大将の1人・黄猿を担当。

2000年代も、前述のジョセフや「史上最強の弟子ケンイチ」で空手の達人・逆鬼至緒役、「機動戦士ガンダム00」で“ロシアの荒熊”の異名を持ちガンダムと幾度も交戦したセルゲイ・スミルノフ役、「創聖のアクエリオン」で司令官・不動GEN役、「ペルソナ4」で主人公を預かる刑事・堂島遼太郎役、「ヨルムンガンド」で主人公ココの私兵集団のリーダー・レーム役、「宇宙戦艦ヤマト2199」「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」で沖田の後を受けてヤマトの艦長を務める土方竜役などを担当。

また、2010年1月に亡くなった郷里大輔さんから「ドラゴンボール」のミスター・サタン役を引き継いでいました。