【訃報】プロ野球で2215試合の連続試合出場記録を樹立した「鉄人」衣笠祥雄氏が死去

広島東洋カープの中軸打者として活躍し、当時の世界記録である連続試合出場2215試合という記録を打ち立てて「鉄人」の異名を取った衣笠祥雄さんが上行結腸がんのため亡くなりました。71歳でした。

衣笠祥雄さん 死去 元広島の「鉄人」 | NHKニュース

東京新聞:衣笠祥雄さん死去　７１歳　「鉄人」２２１５試合連続出場:スポーツ(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/list/201804/CK2018042402000250.html

プロ野球広島の衣笠祥雄氏が死去 | 千葉日報オンライン
https://www.chibanippo.co.jp/newspack/20180424/493450

衣笠 祥雄：日本プロ野球名球会公式ホームページ
http://meikyu-kai.org/member/batter/sachio_kinugasa.html

衣笠さんは1947年1月18日、京都府生まれ。平安高校から1964年に広島カープへ入団。入団4年目となる1968年のシーズンに一塁手のレギュラーの座を獲得し、1970年10月19日からは連続試合出場がスタート。1975年に球団創設以来初の優勝を成し遂げました。

1987年6月13日には連続試合出場数が2131に達し、ルー・ゲーリッグによる連続試合出場世界記録を更新。王貞治さんに続き球界2人目となる国民栄誉賞を受賞。このシーズン、衣笠さんは記録を2215まで伸ばし、同年オフに引退しました。なお、連続試合出場記録は1996年6月14日にカル・リプケン・ジュニアが更新、最終的に2632試合にまで到達し、衣笠さんの数字は2018年4月現在、世界第2位。日本のプロ野球記録としてはもちろん第1位です。

引退後は主に解説者として活躍。柔らかい語調と聞きやすいハイトーンの声で人気を博しました。亡くなったのは4月23日ですが、その4日前・4月19日にもBS-TBSで解説を務めました。このとき、衣笠さんは昨今の解説のなかでも特に声がかすれている状態で、ファンからは体調を心配する声が上がっていました。