Instagramアカウントのハッキング被害が相次ぐ
2018年8月になり、Instagramユーザーのアカウントがハッキングされたとの報告が相次いでいます。記事作成時点でハッキングを受けたユーザーは数百におよび、報告された被害内容から同一の人物または組織によって行われている可能性が高いことがわかっています。
Instagram users are reporting the same bizarre hack
https://mashable.com/2018/08/13/instagram-hack-locked-out-of-account/#VSGvpSlahqqx
Hundreds of Instagram users report similarly hacked accounts
https://www.engadget.com/2018/08/14/instagram-users-report-similarly-hacked-accounts/
実際にハッキング被害を受けたユーザーの1人は「突然Instagramをログアウトさせられました。その後、ログインを試みると、プロフィールが全削除されており、ハンドルネーム、プロフィール画像、連絡先情報などが変更されていました」と、当時の被害状況を語っています。
このようなハッキング被害を受けたユーザーは記事作成時点で数百アカウントに上っています。被害を受けたアカウントでは共通して、プロフィール画像としてディズニーまたはピクサーのキャラクターの画像が設定され、登録メールアドレスがロシアのドメイン(.ru)のものに変更されていたとのこと。以下は実際にハッキングを受けたユーザーがパスワードリセットを試みた時に撮影されたスクリーンショットです。この画像を見ると、ロシアのドメイン宛にパスワード初期化メールが送信されていることがわかります。
被害を受けたアカウントには、2要素認証を設定したアカウントも含まれており、ID・パスワード認証以上に高いセキュリティを設定したユーザーアカウントも被害を受けたことが明らかになりました。
ハッキングの手口は記事作成時点で明らかになっておらず、対策を取れないことから、今後も被害が拡大する可能性が高いと見られています。そこで、Instagramではハッキング被害を受けたユーザー向けに「アカウントへのアクセスを遮断してパスワードリセットを行う」など、被害内容に応じて必要な対応を取ることができる復旧プロセスを公開しています。
アカウントの不正アクセス | Instagramヘルプセンター
https://help.instagram.com/368191326593075/?helpref=hc_fnav
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