アート

超リアルなCGオブジェクトを現実世界に配置して動かしてみたムービー「Outside」


近年のCG技術の進歩は目覚ましく、ゲームであっても本物かどうか区別するのが難しくなるくらいに技術が発展しています。フリーランスのモーションデザイナーとして活動しているボバ・トーミン氏は、CGオブジェクトを現実世界に配置して、動かしてみた様子をムービーにしてYouTubeで公開しています。このムービーを見ることで、最先端のCG技術のクオリティがどこまで上がっているのかを確認することができます。

Outside - YouTube


階段の上にレインボースプリングがある場面で、トーミン氏が現実世界でメニューを開き「Bend(曲げる)」をマウスポインタで選択しました。


すると、曲げるオブジェクトの範囲が指定できるようになるので……


範囲を狭めて「レインボースプリング」を指定。


指定した範囲をクリックして、その状態のまま階段の下の段にドラッグすると……


レインボースプリングが動き出して、下の段に向かって伸びました。この場面ではレインボースプリングがCGで作られたオブジェクトだったようです。


次は中央に階段のある場所が表示されました。この時点では、どれがCGなのか区別することはできません。


すると、左下にあったマウスポインタが電柱の根元部分をクリック。


電柱をドラッグしながら、左右に傾けると、電柱の傾きに合わせて電線がピンと張ったり、たわんだりします。


こんな光景を本当に目にしたら、驚いてしまうものですが、手前を通るバスや人は気にせず素通り。電柱と電線は実際にあるものではなく、CGで配置されたものであることがわかります。


次は公園のベンチ。両側にごみ箱があり、その右側には怪しいマウスポインタがあります。


マウスポインタが右側のごみ箱に思いきりぶつかると、ごみ箱がマウスポインタにはじき飛ばされ……


ごみ箱の中のゴミが地面に散らばってしまいました。


次は川のシーン。明らかに不自然な位置に存在するテントが目を引きます。


マウスポインタがテントをクリックし、範囲指定の角部分を中央側に引っ込めると……


テントが球体に変化しました。


この直後、展望台と思われる場所に……


球体が落下。かなり柔らかそうな質感です。


他には、公園内のチェーンを持ち上げたり……


観覧車を動かしたりすることも違和感なく行っていました。


また、現実にはあり得ない動きも行っており、展展望台に敷き詰められたタイルが波立つように動いたり……


川の土手にあるブロックを同じように動かしたりしていました。


もちろん、これらの不思議な動きはトーミン氏が後からCGで加工したもの。画面に映っている歩行者(赤)には、この異常事態が目に映ることはないため、平然と歩き続けているわけです。

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in 動画,   アート, Posted by darkhorse_log

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