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簡単にAIが作成できる「AIメーカー」で画像判別AIを作成してみた


次の時代はAI時代だと言われていますが、実際にAIを作成するのは難しいように感じられます。「AIメーカー」はそのさまざまな困難を一気に解決してくれるサービスとのこと。実際に使ってどれくらい簡単にAIが作成できるのか試してみました。

AIメーカー
https://aimaker.io/

公式のTwitterに簡単な使い方を記したムービーがアップロードされています。


早速AIを作成してみます。ムービーではスマートフォンからアクセスしていますが、今回はPCからアクセスしてみます。「AIメーカー」のページへアクセスし、「使ってみる」をクリック。


Twitterとの連携が必要なので、Twitterにログインした状態で「連携アプリを認証」をクリック。


まだAIを作成していないので何も表示されません。「AIを作成する」をクリックします。


作成するAIの種類が選べる画面になりましたが、記事作成時点では「画像認識モデル」のみ選択可能でした。


AIの情報を入力します。


「犬と猫を判別するAI」を作成してみようと思います。ラベルに「犬」「猫」と入力します。


ラベル名から画像を自動収集できます。


画像収集には数分ほど時間がかかります。ブラウザを閉じても大丈夫とのこと。


自動収集のほかに、画像検索やアップロードなどでもデータを追加できるようでした。


学習用のデータが集まれば「学習フェーズへ」をクリックします。


「学習を開始する」をクリック。


5分ほどで学習が終わります。早速AIを試してみます。


今回は下の画像でAIを試します。


99%で犬と判別されました。イラストにもかかわらず高精度の判定結果です。


「これはひょっとして学習素材の関係でイラストが犬と判定されやすくなってしまっているのでは?」と思って猫のイラストでも確かめてみることに。


犬の時よりは下がりましたが、70%で猫と判定してくれました。きちんと動作しているようです。


上のメニューバーから「みんなのAI」をクリックすれば、他人がどんなAIを作成したのかをチェックできます。同じように犬と猫の分類をしていた人がいたので確認してみます。


他人のAIも試すことができるのかと思ったのですが……


「不正なアクセスです」と怒られてしまいました。記事作成時点では自分のAIしか試せないようです。


学習データさえ用意する必要がなく、非常に簡単にAIを作成できました。このサービスの登場でAIに対する敷居がグッと下がったように感じられます。なお、どうやってこのサービスが動いているんだろう?と気になった人にはQiitaに掲載されている詳しい解説記事がオススメです。

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in ソフトウェア,   ウェブアプリ, Posted by log1d_ts

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