レビュー

あなたの落書きの正体をGoogleの人工知能が当ててくれるお絵描きゲーム「Quick, Draw!」で絵心を試してみた


ブラウザ上で落書きを行うと、Googleの人工知能(AI)が「何を描いたか」を次々に当ててくれるというゲーム「Quick, Draw!」は、プレイヤーの描いた絵を認識して学習することで、より正しく予想する能力を向上させることが可能です。ゲームを通じてニューラルネットワークの進化を実感できるとのことで、試しに遊んでみました。

Quick, Draw!
https://quickdraw.withgoogle.com/

実際にGoogleの人工知能が頑張って落書きの正体を当てている様子は以下から確認できます。

Googleの人工知能「Quick, Draw!」に何の絵を描いたか当ててもらった - YouTube


Quick, Draw!で遊ぶには、上記URLにアクセスして「描いてみよう」をクリック。


お題が出されるので、「OK」でお絵描き開始。お題はキーボードです。


人工知能が予想した回答は音声で読み上げられるとともに画面下部に表示されます……が、まだまだ描き始めなので、キーボードとはかすりもしない「鼻」との予想。


20秒でキーボードを描けずあたふたしていたら、謎の物体が生まれてしまいました。人工知能に絵を当ててもらえないまま20秒たってしまうと……


「すみません。何の絵かわかりませんでした。」と丁寧に謝罪されタイムアップ。これで1問目が終了です。


すぐに画面が切り替わって次のお題が表示されます。簡単そうな「コンセント」がお題で少し安心です。


今度は10秒で正解してもらうことができました。人工知能が正解を出した時点でこのお題は終了し、次のお題に移ります。


いくつかお題が進んで次は「誕生日ケーキ」。ケーキではなく誕生日ケーキというのが難しいところ。


……と思っていたら、描いた本人もケーキとは思えない状態でも、人工知能には誕生日ケーキと判別されてしまいました。


誕生日ケーキのお絵描き成功に気を良くして、続く「ピザ」のお題は「適当に丸を描けばいける」と思って臨んだところ……


ブレスレットや目覚まし時計と認識されてしまう始末。全くもって認識してもらえませんでした。


お題は全部で6問で、全て終了すると結果が表示されます。


ちょっと分かりにくいですが、チェックマークがついているのが認識された絵で、×がついているのが認識されなかった絵。


描いた絵をクリックすると、人工知能が絵を何と認識していたかを確認することができます。


ピザの絵はエンドウ豆やクッキーだと思われていたようです。


では一体どんな絵を描けば良かったのかというと、画面を下にスクロールすると他の人が描いたピザの絵を確認することができるので、自分の絵に足りなかったものを一目で理解できます。


お題には「サメ」や「ゾウ」「ドラゴン」など、とっさに描くのが難しいものも多く、20秒という制限時間もあって難しさも倍増です。


他の人が描いたサメを見ると、たった20秒なのに特徴を捉えた絵が多く、感心してしまいます。


時にはほとんど描いていない状態でも人工知能が正解を出すことがあります。曲線の描き方から特徴を抽出しているのか、以下のお題「トロンボーン」では、人間でも何の絵か分からない段階でトロンボーンと判断されました。


書き順や曲線、角の位置など微妙な違いを判別しているのがよく分かるのは以下のスケートボードとローラースケート。人間の目ではほぼ同じ絵に見えるのに、人工知能はしっかりと何が描かれているのかを判別していました。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ウェブアプリ,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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